Songe a la douceur
D'aller la-bas vivre ensemble!
Aimer a loisir,
Aimer et mourir
Au pays qui te ressemble!     −Ch. Baudelaire-

 夢ばかり見ていないでこっちもちゃんとやりよし、とロータリーから奨学金の受諾パッケージが届いた。このお誘いには、君に似たあの国で愛して死んで、なんてもちろん書いていない。よまなきゃならない資料目白押し、手続きもまだまだだし、やっとあせってきた。早速コーディネーターのかたに連絡を入れねばならない。ちなみに、「〜よし」というのは最近お気に入りの京都言葉である。
 今日は大学・高校の成績証明書および卒業証明書の法定翻訳を手配(今頃!)。フランスの公立学校に入学手続きをするには、今までの学位証明と成績表のフランス語訳が必要だが、訳す段階でズルが出来ないように、大使館で「これは正式に日本語とフランス語が対応してますよ」という査証をもらわなくてはならない。そのためには、大使館の認める機関に翻訳を頼まなければならないというわけさ。一ヵ月分の家賃くらいの費用がかかる。私の場合、学部で単位をとり過ぎたので、大学の成績表の翻訳が異様に高額。夢から醒めるにはうってつけの冷や水なり。それにしても、早いところで四月初めには願書の締め切りが来るのに、間に合うんだろうか。