2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

更新が滞りがちなのは、実生活の充実ゆえってわけでもない。近頃どうも私は思弁的人間じゃなくなってきている感じがあるんです*1。思弁的ってのは町田康の『告白』の最初の方から勝手に取ってきて、しゃべり言葉にうまいこと変換しきれないような色んなこと…

自分には珍しく、ちょっと売れっ子みたいに毎日なにかしら用事を済ませて日々を送っている。 金曜は、劇団唐ゼミ☆の公演『ガラスの少尉』を拝見。舞台に登場するたびに内側から光を放つように綺麗になっていくヒロインや舞台の近さ、感傷と猥雑を浴びせかけ…

行ってきました。件のラーメン屋である。 左京区は一乗寺のラーメン激戦区でもここんとこずっと注目株、夜のみの営業で一晩20万の売上もざらだったという行列の店だが、昼間の営業の開始・雨・恐ろしい強運の持ち主の同行などによってほとんど待たずにはいる…

雲雀 (文春文庫)作者: 佐藤亜紀出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/05/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 17回この商品を含むブログ (33件) を見る 文庫を見つけたので買って再読。綺麗でぞくぞくします。切り取られる場面も、文章も、出てくる若者も…

今回のバイトでは、帰りにまかないをお弁当風に持たせてくれる。家帰ってお風呂入ってからのんびりつまんだり、食べきれなかったら明日にまわしたり出来るのでとてもありがたい。今日は卵とじのカツ。家で小松菜の茹でたのを添える。しかしどこの肉なんだろ…

とある教授(心理学)曰く。 これからのことはね、大事だから暗くならないで、悩みこまずに決めましょう。とりあえず頭だけじゃなくて体も動かして、進みながら考えることです。芸術も一種人間に必要な毒だから、楽しみとしてずっと考えていくことはいいんじ…

遅く起きた罪悪感もふっとぶブランチ。ポールボキューズ風オムレツと迷ったんだけど、本日はちょっとアメリカンにハッシュドベイクドポテトだったっけベイクドハッシュドポテトだったっけ?とにかく、文字通り刻んで焼いたイモでございます。じゃがいもは皮…

美学会、西洋近代美術くらいはと思って今日の午後の分会に乗り込んだ。なんでこんな建物が同志社にあるの?という建物。赤煉瓦の荘重なホールに潜ることを期待してたのにがっかり。人数少なかったのもあり、私服は本格的に浮いた。 まとまっていなかったり興…

BFMTV - Actualités en continu et info en direct et replay フランスの、ニュースばかり流しているチャンネルの、サイト。さっきからル・クレジオばっかり。ノーベル賞を取ったそうだ*1。なんだか最近の出来事につながる符号のようなものがずらずらと出て…

今のわたしは、最大限に地に足がついていなくって、それを落ちつける努力をするに値するものを見出さずにいるものだから、誰と会っても何を観てもすぐにそっちにもろに入り込んでしまう。ちいさな子供みたいに。全然映画のようじゃない毎日を過ごしていくの…

昨日は京都国立近代美術館の『アーツアンドクラフツ展』。 イギリスの国を代表する様式といったらゴシック、というのをどこかで聞いたが、アーツアンドクラフツの初期のころ、土地固有の伝統と素材による簡素で合理的なデザインを目指すとそこはかとなく中世…

早起きして、新京極のシネラリーベにてターセル*1『落下の王国』。自棄になってやったスタントの失敗で半身不随になった男が、入院している女の子に物語を聞かせて、自殺するための薬を持ってこさせようとする。 語られるのは、世界の名所旧跡絶景を舞台に繰…

北京鍋 - みずやそら 妙に現実的な夢をみると妙にそれに近い状態になることがあるから、人には言わない方がいいのかもしれない。不親切を通り越し、もう失礼の域だった準備の不徹底、そんな状態になるまでに追いつめられるまでいろいろ迷って何も出来ていな…