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フランスの、ニュースばかり流しているチャンネルの、サイト。さっきからル・クレジオばっかり。ノーベル賞を取ったそうだ*1。なんだか最近の出来事につながる符号のようなものがずらずらと出てくる。
昨日、美学会プレ発表で、日本の1950年代リアリズム絵画が吸収したもののひとつとして、メキシコの壁画運動があることをきいた。フリーダ・カーロはよく見るけれど、彼女の、まだ事故に会う前の小さい身体に挑むような目をした女の子であったその視線の先に、壁画運動の首謀者であるマッチョで男なディエゴ・リベラがいたことは、ル・クレジオの『ディエゴとフリーダ』で知ったのだった。『偶然』は、たぶん大学入る前くらい、まともに本の読めないうちに読んだ。フランス語で偶然を意味するアザールという音が、どこかではオレンジ色の幻の花を指すのだというのが妙に印象に残っている。今となっては、昨日また見てた『パイレーツ・オブ・カリビアン3』が混ざって、痩せた小さな女の子と、しわくちゃの肌の海賊が、ブラックパールよりは小さく水ぼらしい漁船²²Hasardに乗って、何故か砂丘を越えてくるイメージ。
- 作者: J.M.G.ル・クレジオ,J.M.G. Le Clezio,望月芳郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1997/03
- メディア: 単行本
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