今のわたしは、最大限に地に足がついていなくって、それを落ちつける努力をするに値するものを見出さずにいるものだから、誰と会っても何を観てもすぐにそっちにもろに入り込んでしまう。ちいさな子供みたいに。全然映画のようじゃない毎日を過ごしていくのは耐えがたいけれど、たまに本当に映画のようになる毎日だから猶のこと始末に悪い。