2006-01-01から1年間の記事一覧

今年も終わります

一年半ぶりに家族が揃って年越し。今日は雪も降ってきた。みんな歌ったり奏楽したり賑やかに2006年が更けてゆく。来年も充実した一年になりますよう。

北国より

昨日の夕方の飛行機で旭川に帰り、暖かい部屋の中でミニチュアダックスのメイと戯れる。空の旅は、もうすぐ世界が終わるんじゃないかと思うほど、最初から最後まで晴れ渡り、グーグルアースなんて目じゃない空中散歩が楽しめた。京都から東山を越えて琵琶湖…

☆Very Merry Christmasss☆

クリスマスの重み、過剰な期待感は年々薄れていっている気はするが、やはりこの華やぎは悪くない。ちょっと家に帰ると上の住人が念入りに掃除機をかけていたりするのもいとおかし。この世界の多くの人が他の日よりちょっと大切にしている日、というだけで、…

バイト先の生徒に体内時計を昼と夜に正しくあわせることの重要性を説かれ、わが身を振り返っては心から反省した。けど、すでにこの時間、だめだこりゃ。でも明日は心を入れ替えて三食食べるのだ。

レポートのテーマが決まらないよう。

夢をみてボルヘスの講演を思い出す。七つの夜作者: ホルヘ・ルイスボルヘス,Jorge Luis Borges,野谷文昭出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1997/06メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見るたまに訪れる夢はいつも私の意志に無関…

non-nonsense次の映画制作。台詞がない脚本から会話を進める。回を重ねるごとにキャラクターが立ってくる。アドリブの応酬に人間の心理が垣間見え、物凄く面白い。

リアリティ。本とか漫画とかドラマとかにリアルさを求める事は、日常会話レベルだと実は願望充足的に響くことがある。それは状況とか立場とか人物造形とかが、自己投射しやすく出来ていることを求める単純なもので、それはそれとしてありだとは思う。でもミ…

グランドフィナーレは終わらない

せいぜいあと一週間遊び尽すことだ。

私のCDプレーヤー完全にいかれてしまったようだ。とくに一枚のCDを聴くとき最初の2・3曲は何度も繰り返したり戻ったり、無計画に創られた双六の犠牲者の様相を呈する。すると一番病的なのはユンディ・リのリスト。この季節では(これじゃないけど探すのが面…

本日は学会のハシゴ。京都美学美術史学会の直前に白いパンを食べていたのは、もちろん寝坊したからではなく真面目に参会していたためでございました。総計六つの発表を大人しく拝聴いたしました。その後は打ち上げ&忘年会、気合で楽しみました。来年もしぶ…

喫茶店三軒梯子なる冒険をした。ロケハン同行のためだが、なかなか出来ない体験だった。多量のカフェインを摂取し、少し古めかしい内装と独特の香気に酔う。珈琲飲み比べなどすればもっと有意義だったかもしれない。結局、カフェオレ(百万遍)→モンブランと…

読み終えた。かなり予定調和的だけど、クリスマスを前に、ふくふくとした幸せな気分になれる逸品です。文章はキレがあり、伏線は易しい。終始にんまりである。 『本の旅人』の中に著者と大森望との対談が掲載されており、その中で、京大生的な日常と学生街が…

雨から逃げて書庫の中を散歩する。レポートのネタを探そうという魂胆である。OPACは便利だが書棚とにらめっこする方が愉しいし、コレクションの表情が伺え、ちゃんと実態のあるものを相手にしている気分になれる。実際、美学美術史と仏文については、どこを…

それほど印象的な文章でもないが観に行くつもりの方は読まないほうがよい。 映画『クリムト』を観る。病院の白と水音、鏡が割れると金と赤にワルツ。混じり合う断片、渦巻きとアラベスク。《ベートーヴェン・フリーズ》を観ているようだった。山場みたいなの…

冬の雨というのはどうも苦手であります。コートを着て自転車に乗るだけでも私の乏しい処理能力には大打撃であるからしてその上更に傘を差さねばならぬなどとは問題外。大体なんで雪のままで降りて来られないのか。まあ今日の降り方を見ると仮に雪だったとし…

吉田神社麓の屋台『せせり』。おでんが秀逸である。仮説テントの妙な一体感、冷たい空気に焼きたての串と熱燗、つい気持ちよく飲み過ぎてしまう。これを露天風呂効果という。 ルネで早速三冊の文庫を買う。ついでに夜は短し歩けよ乙女作者: 森見登美彦出版社…

発表から一ヶ月、上映会から二週間。そろそろ本気で次に進まなければと思い、部屋を大掃除した。したくない時に無理に掃除をする必要はない。完全にエントロピーに支配される前に、必ず掃除をしたくてたまらなくなるのだ。大幅な模様替えをしなければ半日で…

デイヴィド・リーンの『アラビアのロレンス』。どこにも時間が書いてないので怪しいと思ったら、おいおいどこまで長いんだか。演習までに見終えられなくて宙吊り。どの道、一度ではとても消化できていないので、また思いっきり寒い日にでも時間をつくって、…

キャロル・リードの『第三の男』をなんとなく観た。ずっと前から何故か観なければと思っていた理由を、思い出した。引用されまくってほぼ一人歩きしている有名な台詞だ。 ボルジアの治世には毒薬が蔓延り、陰謀と暗殺が渦巻いていた。だが、芸術が花開いたの…

寒くなってきた。大学で多分一番暖かい付属図書館に居座り、昼寝したり本を物色したり、平和な日々である。 暇ができるとまず訪れるのはヴェネツィア。海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈下〉 (塩野七生ルネサンス著作集)作者: 塩野七生出版社/メー…

昨日は嵐山を散歩した。人は多いけれど、少し盛りの過ぎた紅葉はまたよそ行きでない感じが好ましく、みんなして自分のカメラのレンズばっかり見てる様子も愉しい。 見渡せば花ももみじもなかりけり、仲間と跳ねる亀山公園。 コロッケ、善哉、チャンジャ巻、…

iPod、端末室で見付かった。白板に普通にかけてあった。正直あきらめていたので、大げさに人間って捨てたもんじゃないわ、なんて思ってしまう。しばらくいい子で居ることを誓おう。

バイトがキャンセルになって、降って湧いた休日は奈良へ。iPodが行方不明なので、音楽の代わりに100円で買った文庫をお供にする。アクロイド殺人事件 (偕成社文庫)、おそらく、最も犯人の知られたミステリの一つ。私ももちろん犯人を知っている。この手のア…

奇矯なコレクターの方がちょこっとした翻訳作業のお礼にと、時計台の下でフレンチをご馳走してくださった。二人のナイトと共に、シェフのおまかせコースなるものを頂き、こっそり蕪の美味しさに開眼する。ソムリエさんのほんのり上気した頬が印象的だった。…

研究室の見学会で、サントリーミュージアム天保山の『ポンペイの輝き』http://www.suntory.co.jp/culture/smt/gallery/index.html展へ。壁面も天井も黒い箱の中で、スポットライトに照らされて浮かび上がる金やエメラルドの装身具、樹脂で型取りされた逃げ遅…

ひょっとして

紅葉を賛美することはすでにイデオロギーになってるのか? 無邪気は罪。背筋が凍る。

雨の降るまえに大徳寺を散歩した。まだ、はやい。どんよりとぬるい空気もいけない。なんだか、重い雲の下、半端な紅葉を足早に観光する人々が哀れに思われてしまった。京都は私を贅沢にした。全く困ったことで、分不相応な贅沢に悩む私はまるで『四人の姉妹…

告知です!! nonnonsenseの短編映画上映会を行います。 11月26日(SAN) 16:30会場16:50上映開始 19:00会場19:20上映開始の2回、 同じものを上映。場所は、 烏丸新町上る、一筋目東、『ギャラリー星座』。 入場料300円。三人の監督による三本立て、私の九月…

じゃがいもを茹でてつぶし、片栗粉を混ぜる。少しこつっと硬くなるくらいで、直径3〜4cm、厚さ1cmくらいに丸めて成型する。フライパンにサラダオイルを敷いて弱火で揚げるようにゆっくり火を通す。お砂糖醤油を絡めてみたらし風に頂く。かぼちゃでやっても美…