2011-01-01から1年間の記事一覧

年末のヴァカンスに四日間、シャモニーに行ってきました!七時にパリを出て新幹線とローカル線を乗り継ぎ、着いたのは一時過ぎ。標高が上がっていくうちに周りはすっかり雪景色に。 目的はスキー!なのだけれど、初日は様子見でシャモニーの街歩き。フランス…

ともあれ大切な人たちに素敵なクリスマスを。これからまた日が長くなり、始まる一年はこの地球上の出来る限り多くの人々にとって穏やかであればいい。光を放つ幼子は闇に灯る希望、ジョルジュ・ドゥ・ラトゥールの羊飼いの礼拝。 明朝より少し南下してヴァカ…

うすうす感づいてはいたのですが、勿体無くも「みずやそら」をたびたび見に来て下さる方々にコンスタントに好評なのが食べ物の写真であるらし。そこで、しばらくカテゴリー分けをさぼっていたのだが(いや万物はひまつぶしんぶんに収束するのだ、とかさ、「…

お久しぶり。明日からちょこっとだけ日本に帰ります。とりあえず滞在許可証書類受領書は出たので国境の狭間で神隠しに遭うことはないかと。図書館閉館10分前までマイクロフィルムコーナーで粘ってたら、奇特にも友達が帰り時間合わせてくれてちょっと心が温…

どーうでもよい話なんですが(というといつもはまるでどうでもよくない話を書いているかのように錯覚させることが出来るという魅惑的な前置き☆)昨日、国立図書館の舞台芸術部門と手書き資料部門が同居しているホールで仕事していて、帰る途中にクラスの留学…

からんからんと喜ばしい音を響かせそうな黄金色の木々の葉も大半が落ち、朝窓を開けるとモンパルナスタワーは濃霧で半分消えかけている。ヨーロッパ人がいよいよクリスマスを本気で楽しみにする期間に突入した。私は正しく引きこもり、のはずが、今週末は関…

今月入ってから、肩こりとの戦いに嫌気がさした私はパリジェンヌ魂を悪魔に売ってほぼリュックサック通学である。ちなみにパリっこは皮の片肩掛けショルダーが圧倒的で、修士くらいになるとパソコン用に頭陀袋やら専用のケースが登場するが、イーストパック…

一週間ぶりの更新だが、予告通りアール・ヌーヴォー行き倒れツアーを敢行すると期待してはやはり甘いのである。写真を載せつつも全く関係のない近況を書くから覚悟! パリは昨日あたりから寒さが本格化した。今日は水曜なので、朝から部屋に掃除機をかけ、午…

さてさて、近郊線で若干一時間でメッスから向かったのはナンシー。 旧市街中心にあるスタニスラス広場近くに宿を取った。夜は冷え込むけど人が出ている。広場から出る道には金属製の格子の門。金色を利かせたあくまで華やかなロココ様式は、白い石で統一され…

週末、日本に帰ってしまう友達とメッス&ナンシーを探検して来ました。まずは去年オープンしたばかりのポンピドゥーセンター分館。メッスの駅裏の郊外色満載のところにいきなり登場するキノコのような白い屋根。 晴れると空の色によく映える。実際は箱のよう…

本日は諸聖人祭(お盆のような日)で祝日。およばれもなし、雨なので借りた本をせっせと消化してます。今は昼間の14時だが、すでに雨雲の下からのぞく光は夕方のように弱弱しい。先日夏時間が終了し、一気に夜が長くなると共に、こうして雨が降るごとに確実…

こんなに外は寒いのに何故に??家の中には蚊が二匹。多分夜電気をつけてから窓を開けてはいけないのだろう。とはいっても小さい部屋だから煮込みをしたりすると空気が籠るのだ。すでに二匹ほど始末したのだが、一昨日からいるのと昨日入ってきたのの二匹は…

まるで冬の澄んだ冷たい空気が続いていたこの頃だけど、今日は久々にコートなしでお出かけ出来た。行先はシャンゼリゼはグランパレ。現在二月まで『マチス、セザンヌ、ピカソ―スタインきょうだいの冒険』と題した近代美術の展覧会が開かれている。 http://ww…

海外暮らしにはトラブルはつきもの、その解決に至るまでの数々の摩擦は異文化体験の宝庫である。私も幾度聞かされてきたことか、鍵が開かない、閉まらない、水が出ない、水が流れない、ネットが止まる、電気が止まる、水漏れ、漏電、テントウムシの大量発生…

しゅぴーん、にゅるーん、たこたこたこたこ! インパクトのある鉄格子、こちらは海洋研究所の門扉です。 引っ越してきた先は何しろ文京区のど真ん中。泣く子も黙る名門リセのルイ・ルグラン校とアンリ四世校、パリ大学ソルボンヌたちや高等師範学校、そして…

昨日、友達を新居に招いてワインを飲むという名目のもと、めいめいに本を運ぶのを手伝ってもらった。ワインとお抹茶のお蔭で体調も俄然良くなり、始めは高熱と階段と闘いながらの引っ越しもこれにて終了した模様。今日は朝ご飯ののち昼過ぎまで眠って、ゆる…

なにやら、今日は、こう「肉!!!」っという気分になりまして。牛肉は本当にシンプルに塩コショウと大蒜、オリーヴオイルにバターをちょっと加えるのがポイントだ。すると驚くほどニンニクと肉の風味が増す。元気の良い時はワインに醤油。*1付け合わせは出…

オペラ・バスティーユで『ファウスト』を観てきた。グノー作曲、フランス語オペラで1859年初演。 http://www.operadeparis.fr/cns11/live/onp/Saison_2011_2012/Operas/spectacle.php?lang=fr&event_id=2108&CNSACTION=SELECT_EVENT ゲーテの『ファウスト』…

秋です!秋!! といって、パリの秋は京都と違って気付いたら花も紅葉もなかりけりで、やがて冷たく暗い季節がやってくる。 寒いのは嫌ーって思って縮こまると攻撃しようとするけれど、すっかり包まれてしまえば怖くない。だから今日のような物悲しい日には…

突然ですが、美術館ですれ違う見知らぬ善良な方々には出来るだけ優しく接するよう心がけてまーす☆出来るだけあまり邪魔にならないように観るし、シャッターを押すように頼まれたらそれなりに素敵な構図を考えるよ。所謂ナンパの類にも出来るだけ優しく退散し…

妹と森美術館でデートしたときのもの。サカナと街にどうピントを合わせるのかが難しい。 幅広い水槽を敢えて短辺から。 今日は目当ての授業がまさかの時間変更、すっかり逃してしまったので、出られないはずだった他の講義を聞いてきた。そのあと新たに来ら…

新学期が始まるかと思ったのにはじまらず、本を訪ねていつもと違うところに行ったりとなんだか落ち着かない日々。しかも、帰国のあいだ図らずも筆断ちしちゃったために改めて何か書こうとすると、ひとり文字の連続を打ち込むに飽き足らず人様の一瞥を頂戴す…

本気で帰ってくるまでお休みするつもりはなかったんですが、お休みしちゃいました。写真は欧州から日本への帰りみち、スカンジナヴィア航空にてコペンハーゲン上空。 外国にいると自分が吹けば飛ぶような存在であることがひしひしと感じられるもので、その自…

雨上がりの夕方、色を取り戻す街。さらば一瞬の激しい夏のひかり! また戻ったら会いましょう。

もう九月、しかも三日にもなってしまったって一体どういうことでしょう!というわけで、大聖堂シリーズ再びです。ここがどこかは後でのお楽しみ…といってもファサードまででちゃったらもうわかるかな??

むやみにケバブとフライドポテトが食べたくなったので帰宅途中に裏手のケバブ屋に寄った。最近時間的に余裕のある生活だったからここにくるのは二カ月ぶりくらいだ。 こんばんわー、って声をかけたら、いつものお兄ちゃんが「こんばんわ、お嬢さん、最近どう…

晴れた時ばかり写真を撮ってしまうけれど、この前急な雨が降りそうだったときの雲は面白かった。不透明な水彩をたくさんの水で溶いたような色と輪郭線。 夏休みの三分の二が過ぎようとしている。最初は締切前に比べて自分の作業効率があまりに悪くて無駄に自…

近頃教えてもらったもの。物悲しくもどこか楽観的なのが素敵。 言葉が、完全には通じない状態っというのは、もどかしい反面、他にない解放感というのがある。すごく簡単な言い回しが持ち切れないくらいの意味を宿す瞬間みたいなのもある。もちろんそれに甘え…

ここはどこでしょう?? ロンドン、ハイドパーク。この写真を撮った直後、この椅子は有料だと言って追い出される。ロンドンなのに素晴らしく晴れた日。 ほど近くに、ウォレス・コレクションの国立美術館。国立ゆえ、無料。 この中にはかようによろしげなカフ…

昨日、聖母被昇天の祝日の午後、Shakespeare&Co.の隣の広場、薔薇が鮮やかなので。 さて、明日からロンドンである。5時半に家をでて7時の列車に乗るんだけど、絶賛荷造り中である。にもかかわらずここにこれ書いてるってこれいかに? とさすがに70分後、荷造…