昨日、聖母被昇天の祝日の午後、Shakespeare&Co.の隣の広場、薔薇が鮮やかなので。



 さて、明日からロンドンである。5時半に家をでて7時の列車に乗るんだけど、絶賛荷造り中である。にもかかわらずここにこれ書いてるってこれいかに?
 とさすがに70分後、荷造りは終了。いつも迷いどころの靴と本だけまだ。本は向こうで買えばいいのか。靴はバレエシューズを詰めたので、明日の気分で黒のヒールかサンダルで行く。理想的には短い旅には靴一足で行きたいんですが一日美術館周ることを考えるとぺたんこ靴という逃げ場が必要だ…けどただでさえ平均身長の高いイギリスで人だかりに埋もれながらずっと観るのも嫌だ。
 既製の靴がそれぞれのターゲット最大多数の最大幸福を満たすべくデザインされているとすれば、こっちの人体デザインの方にいくつか大きな毀損があるってことなんだろう。私の足の指は華奢なパンプスで駆け回るように設計されていない一方で、私の心は美術館、しかも旅先のそれにスニーカーで行くことを潔しとしないものの、私の性根は快楽主義者で肉体的苦痛の辛抱にいささかの価値も見出さない。
 なんかえらい自己中心的な独り言になってしまったが、要は三泊のお出かけと二週間の周遊バカンスとでほとんど同じくらいの荷物になってしまうことのいいわけをしたかったのよ。