うすうす感づいてはいたのですが、勿体無くも「みずやそら」をたびたび見に来て下さる方々にコンスタントに好評なのが食べ物の写真であるらし。そこで、しばらくカテゴリー分けをさぼっていたのだが(いや万物はひまつぶしんぶんに収束するのだ、とかさ、「研究」と関係ない「美術館」とか「美味しいもの」と縁のない「旅」って存在するのかしら?とか考え始めると無限に面倒臭くなるのよ。というわけで図書館の分類とかを、欠点はあるにせよ皆なんとか使えるように考えた人を私は大変に尊敬する。アリストテレスも尊敬する)てきとーーーにつけてみることにしました。美味しいものの写真で美食的イマジネーションを羽ばたかせる場合は、左下の「カテゴリー」一覧から「美味しいもの」をクリックすべし。
 さて、一時帰国前、お茶の先輩がパリに来られた際に、物凄い久しぶりに言うところの「レストラン」に赴いたので、大和撫子魂でここぞとばかりに写真に収めたもの。

 ポタージュ。これは真似できない。空気を含んだような軽い口当たり、野菜の複雑な甘さで超絶に美味しかった。真ん中にサワークリームをふんわりと泡立てた軽いシャーベットが乗っていて、それが溶けて風味を変化させる。

 ホロホロ鳥のロースト。白身の肉なのにふわっとジューシー。

 アイスクリームはちょっとナッツ系のこっくりとした味わい。
 明日はクリスマスイヴなので、通常ならば味見要員を確保の上、牛肉を赤ワインで煮込むところだが、次の朝がとても早いのでちょっと無理かもしれないな。記憶をたどれば次の朝早くに出発するクリスマスイヴというのも今までにあったのだけど、その時は人の家&台所を借りて牛肉を赤ワインで煮るという用意周到ぶりであった。そう思うとちょっと今回準備出遅れたかも。まあ、牛肉を赤ワインで煮込まないクリスマスイヴというのもそれはそれで新鮮かもしれない。