晴れた時ばかり写真を撮ってしまうけれど、この前急な雨が降りそうだったときの雲は面白かった。不透明な水彩をたくさんの水で溶いたような色と輪郭線。



 夏休みの三分の二が過ぎようとしている。最初は締切前に比べて自分の作業効率があまりに悪くて無駄に自己嫌悪に陥っていたが、八月に入ってからは落ち着いて少しヴァカンスを混ぜながら、専門にこだわらずにとにかく作品や展覧会を見るようにしてた。けどやっぱり書くことを強制されないと頭が楽するようになるなー。あと、授業がないとやはり新しい考え方とか情報をとりいれる効率が悪くなる。他者との摩擦を引き受けて糧とし続けることって多分凄く大事。で、こういう生業だから、他者は生きてる人間だけではない。少なくとも自分一人で学術書を読んでいる時に、常に、凄く話の面白い先生の授業を聞いているくらいの刺激を受けられるような関わり方が出来なきゃなーと思う。たまーにつぼにはまることもあるんだけど。体力が欲しい。