年末のヴァカンスに四日間、シャモニーに行ってきました!七時にパリを出て新幹線とローカル線を乗り継ぎ、着いたのは一時過ぎ。標高が上がっていくうちに周りはすっかり雪景色に。

 目的はスキー!なのだけれど、初日は様子見でシャモニーの街歩き。フランスでは家族で引きこもりの日なのに人が大勢外を歩いていて驚きだ。天気の良い日なのもあり、日差しが赤みを帯びる頃には手袋の中の手も凍りそうな寒さに。これは危険…と温かいワインなどでお茶しているうちにあっというまに陽も落ちてしまったので、クリスマスディナーはサヴォワ料理、ラクレットに挑戦。シャモニー近郊、グランモンテというスキー場のふもとにあるArgentiereという町の、「カルノッツェ」というお店です。

 半径20cmくらいの巨大円形チーズが60度分くらい、何やらわけのわからない装置にくっついてくる。この装置は電熱機になっており、近付けるとチーズの一面がどんどん溶ける。

 溶けたところをこの平たいナイフでこそげとり、隣の特殊な道具で桶の中から取り出した一口大のベイクド・ポテトや生ハム、サラミなどにかけて頂く。柔らかくなったチーズは見た目程の臭みもなく、ジャガイモや肉加工品とよく合って本当に美味しい。なにより、楽しいし、温かい。

 あれよという間にチーズはなんだかあられもない姿に。

 しかし、この料理もフランスの田舎の名物の例にもれず「闘い」なのであった。なんとなく予想はついていたので、専ら「食」メインにしてワインはサヴォワの白をちょっとだけ。結局とても全部は食べられず、それでもレストランの女将さんは「あなたたちよく食べてくれたわ!」のお墨付きを下さいました。
 次の日からはがっつり山に行くのですが…写真挙げるのに時間がかかるので次回に♪