2011-01-01から1年間の記事一覧

ヴァールブルグのアトラス・ムネモシュネの序文冒頭には、「自分自身と外部の世界との間に意識的に距離を持ち込むこと、それこそは人類の文明を創り出す行為と呼べるものだ」とある。 * * * 多分今日は訳わかんない文章になってしまうと思う。町田康の『…

夕方八時ころ、図書館から出た時の空があまりにも素敵だったので。 羽を広げた鳥のよう。質感はすこしぱすっとしてて発泡スチロールとメレンゲの中間のような感じ。 メレンゲに透ける蜂蜜色の太陽。 最近とみに自転車が欲しく、ふとご飯を食べた後や道を歩く…

図らずも久しぶりの更新である。何をしていたかは内緒。とかなんとかいう時に限って常以上に別段何もしてないのであるが、まあ、言わせておけばよい。一つ言えるとすれば、良く雨に降られる週であり、しかもパリの随所で雨に降られておった。ちゃんちゃん。 …

これ、夕方観てきたミシェル・オスロのお伽噺。綺麗だから観てみてー♪ 3Dで影絵風に仕立てられた世界の昔話アンソロジー。極度に制限された動きのぎこちなさは逆に新鮮だし、なにより黒い影絵の背景部分の鮮やかな色彩が目を見張るくらいに綺麗。ストーリー…

アゴタ・クリストフの続きを書くと期待しては甘いのである。ここのところ写真がなくてさみしいので、過去の写真など。これはマールブルグというドイツの街の丘の上の城でとったもの。去年の10月。 そして、先週日曜にツール・ド・フランスの最終日をかるーく…

アゴタ・クリストフが亡くなったそうだ。 文学部閲覧室の書庫で発見した自伝である『文盲』の翻訳を読んだのが去年の四月、三部作の双子の物語(邦題『悪童日記』『ふたりの証拠』『第三の嘘』)を読んだのは一年後の今年の春だ。 人の書いたものを読んで、…

ちょっと前に沈んでた時にルパン三世ばっかりよりとりどりYoutubeで聴いて時間をやり過ごしてたのだけど、そん時の掘り出し物。 今日初めて知って衝撃だったのだが、本州では近所のごみ収集所のことを「ゴミステーション」と呼ばないらしい。同居人にお洒落…

これは先週の月曜かな、夕方七時とか八時くらいに東西に走る通りに出ると本当に日差しが容赦ない。 さて、フェスティバル・パリシネマは、本日にて一応六本観たのでなんとか元は取ったということに。風邪ひいたのは想定外とはいえ、素晴らしい戦果とはとても…

どうも週末くらいからすこーしおかしかったんが、今日になって絶賛風邪ひき中でございます。差し迫った仕事がなくて、すごい可能性が開かれているときに限って寝ていなきゃいけないというのは大変損な気分なんだけど、これから夏休みを有効に過ごすためにこ…

とてつもなく天気の良い日。朝から喉が痛かったため、第一日曜も映画祭もサボって家で融解しそうにのんびり。夕方にアジア人な集いでお好み焼きを食べさせてもらうという暴挙に及び、幾分回復した感じ。次はこんむるちゅるちゅっぽいが、知るもんか、もう寝…

趣向を変えて、本日は少しだけ、着衣の女性に寝乱れていただきます。 半端な飲み方したら頭が冴えて眠れないものだから何か書きたくなってくるんだけども深夜三時半の頭がいくら冴えてたところで後からみたら吐き気がするまでいかなくとも軽く自分の阿呆さに…

今日ルーヴルでミケランジェロの彫刻みてて、どの角度が一番色っぽいかな―とか考えながら写真を撮っていた阿呆は私です。ちょっとおすそ分けしたげるわ! さて、お勉強がいまいち調子に乗らないので、午後をルーヴルで過ごし(なんて贅沢!)、夜は前にアラ…

新作。 これは自分ので最近お気に入りにしてる。ビーズたくさん仕入れてしまったので、どんどん作ります。 欲しいものが既製品を探してもないから何かを作る、といえば、私にとってビーズのアクセサリーはまさにそれだと思う。とりわけ、耳が二つ左右につい…

うーんなんか、きもちよくからっぽである。 やりたいことがたくさんあるし、それが徐々に具体的になってきている感じがする。それと同時に、ちゃんと迷子になってる。私の場合、やりたいことをやればよくって、やったことが成果になって、それが、次をつなげ…

再び、お久しぶりです! 別に図ってやったわけでもないのだけど、私が書類を発送した日の夜は音楽祭であり、明けの本日はバーゲン初日であった。これから明るくなる!という小さくて確かな希望を肩を寄せ合って祝う冬至に比べ、夏至というのはどうも刹那的な…

明日発表!とか原稿もうすぐ上げる!とかいうときに、食べたくなるものというのが決まっている。決めている、と言った方がいいかもしれない。体調とか気分、季節から天気、食材の鮮度までを考慮しながら自分が本当に食べたいものを作って食べるのは、最高の…

夕方からなんかやっぱり頭痛が…と思ったらほら、物凄い音をたてて雨。 原稿を直すのが当初の予定ほどうまいこと行かないのに加え(もっともこれに限っては予定ほどうまくいかないことは予定通りであるが)、もう迷うまいと思っていた問題に直面した途端に迷…

土曜の夜。何もなくて家にいてのうのうと寛いでゐる振りをしながら勉強してる(またはその反対)。BGMは久しぶりのサマー。今日を逃すとまた二連休になってしまい、図書館の住人にとっては不便極まりない。ところが天気の所為かどうも昼間っから酷い偏頭痛で…

写真はフォンテーヌブローのお城の庭。パリ、リヨン駅から一時間半くらい。 目が開けられないくらいまぶしい日だった。 ここでは美術史フェスというのが五月末の週末にあって、そりゃあたくさんのイベントが行われてたんだけど、最近みずやそらは若干真面目…

ホタルの光窓の雪〜ではなく、猛烈な雷雨のため深夜なお明るいパリである。蒸し暑いのが続いていたから有難い。ここのところかかってた仕事を今朝がたまでかけて一旦まとめ(終わらせたとは言うまい)、七時くらいにお風呂に入ってゆっくりストレッチしてか…

引きこもりで書くことがないのでローザンヌの写真を。 ぱっと見は温泉街のよう。とにかく高低差が大きい、湖に面した山の斜面の町だ。よく迷うんだけどそれは別にフランス語圏に突入したからというわけではなく(笑;でもドイツ語圏の街の地図は小さいもので…

いやはや、やはり締め切り前であり、やはりいつも通りか記録更新か不明だがしっかり追いつめられちゃってるわけであります。ちゃんちゃん。昔は格好いいこと書いたものだが、情けなし。書きたいことがたくさんあるんだけど一本の線として纏められない。纏め…

ちょっとお休みしがちなので、スイスで立ち寄ったマルティニーの写真など。 ここは、山に囲まれた小さい集落がやたら綺麗で、その至るところに彫刻や遺跡があるという不思議な街だ。 この街の中にピエール・ジャナダ財団の美術館がある。 19世紀後半以降の近…

大学の友達のところでご飯をご馳走になった。彼女がマッシュポテトによるニョッキのクラムチャウダー風を、彼女の友達が本場の魚タジンを作ってくれた! タジン鍋買おうかなーもう、これは野菜の味がとても凝縮されて参りましたって感じ。ニョッキは、食感が…

自分でも、何が気に入らないの!!と突っ込みたくなるくらい散々な一週間であった。借りた自転車を夜走らすときだけ妙に頭が冴える。何が気に入らないかなんてのは分かりきってるんだけど、それは如何ともしがたいってこともわかりきってる。腹を立てている…

今日はちょうど一週間前に訪れたチューリヒの写真など。チューリヒは、オーストラリアのメルボルンと並んで、世界でも最も気候的に過ごしやすい都市であるとのこと。期待を裏切らない日差しが隅々までピカピカに磨かれたスタイリッシュな街に降りてくる。 こ…

帰ってきたことだし早速忙しいんだが(家の電熱器が留守中発火したらしく、同居人が大変だったそうだ!私も昨日豆を煮てたら感電を初体験★した)、合間を縫ってちょっと真面目に美術館紹介をするよ!順不同で、本日はスイスはバーゼル、バイエラー財団美術館…

マルティニの駅。またのせますが、アルプスの谷間の町なので、谷間っぷりが半端ないのでありました。 ゆらゆら。ローザンヌ、ラク・レマンの岸辺に陽が落ちる。山に囲まれているからか日の入りはパリよりも早い印象。

一週間ほど旅に出てきます。実は久々のまとまった単身周遊なので服や持ち物の選択が良くわからんコンセプトになっている。日本語の本ないとさみしいかな…??ともかく今回は早起きの多い行程なので気合い入れてくぞ!

ごめんなさい、タイトルはちょっとあの、出来心ってやつで。 昨日は一日お休みをとって郊外のお友達のところに行ってagneau pascal(復活祭の子羊)を料理する企画をした。ので、どこぞの雑誌記事のような頭ぼんやりしたスイーツな写真をお見せしますから覚…