ちょっとお休みしがちなので、スイスで立ち寄ったマルティニーの写真など。

 ここは、山に囲まれた小さい集落がやたら綺麗で、その至るところに彫刻や遺跡があるという不思議な街だ。

この街の中にピエール・ジャナダ財団の美術館がある。
 19世紀後半以降の近代美術の特別展に定評のある美術館なのだが、もともとこの財団は、1976年、(1)イタリアでの飛行機事故でなくなったピエール・ジャナダの追悼記念のために兄弟により結成され、(2)マルティニの古代ローマ遺跡を保護し、(3)発掘された考古学的な遺物を保存・展示するのに必要な設備を提供し、(4)もっぱら文化の発展のためにその財力を用い、(5)マルティニの文化・観光業の発展に寄与するというような目的を持っている。街全体の文化を支える気概は駅の観光案内所にある見どころ地図がジャナダ財団によるものであったりするとこに現れている。


 美術館の外観と内部のイメージ。神殿を思わせる建物の中は、地上階がガロ・ロマン(古代ローマ時代、ローマ化されたフランスの辺りの文明)の遺物がライトアップされて並び、吹き抜けの地下階が特別展になっている。今回は個人コレクターのコレクションにあるルノワールからザフラン(?発音自信ない。Szafran)まで、の近代絵画とデッサン。

 その奥に二次大戦くらいまでの自動車のコレクション(イメージ)。

 庭は広大な彫刻の森。セザール、ベルナール・ヴネ、ニキ・ド・サン・ファル、ジョージ・シーガル