北京鍋 - みずやそら
 妙に現実的な夢をみると妙にそれに近い状態になることがあるから、人には言わない方がいいのかもしれない。不親切を通り越し、もう失礼の域だった準備の不徹底、そんな状態になるまでに追いつめられるまでいろいろ迷って何も出来ていなかった自分が愚かしい。質疑の間、自分のしゃべっているのを聞きながら、この子はなんて頭の悪いしゃべり方をするのだろうと泣きそうだった。それでも、聞いて丁寧な質問や指導をくださる方々がありがたくて一層恥ずかしい。なんてことをここに書くのも見苦しいからやめてほしい。私は、結局いつもおなじところにいるのだ、とこういうときには思う。

 久々に写真を撮りたいと思った。研究室の窓の前の銀杏が夕方素晴らしい色をしているのに気づいて。金木犀の香り。