三度ほど童心にもどってピクニックをし、友人のカメラを乱用し、干瓢を煮、社会人の方々の眩しさに目を細め、かと思うと、一晩で五月病が吹き荒れて此処何年かやり直す必要を感じ(「人生を」といわないところはまだご愛嬌だ)、最終日に雨が降ったので仕方なく研究室で勉強してたら先生にえらい感心されたりした連休。
 何しろ二回生以来、人が遊びに出かけるときはバイトの忙しい時だったから、人並みに連休に浮かれたりする気持ちはどうも落ち着かなく、身の丈に会わない良い着物を着せられた子供のような何かしらの歯がゆさを抱えてはしゃいでいたもんだから突発性憂鬱なんぞに見舞われる羽目になったのかも知れぬ。でも、なんだかんだ素敵な出会いに恵まれ、楽しい休みだった。