後期に入って三度目の酌量の余地のない大失態に誰よりも自分で驚く。
 立て直そう。
 こういう時、ひとりって怖い。偶然の失敗ではなく、自分がどんどん堕ちていっているのが一瞬だけ目に見えたような気分になるのだ。
 無駄だし、損。一度底を衝くまで落ち込め。