いやーなんつうか、異様に疲れた。
 8:15という非人間的な時間からオプションのフランス語コースが始まって、すっかり気分は五月病に備えている時期にもう一度新学期のテンションが必要だった上、17時から専門の講義で二時間集中してノート採ろうと頑張ってたからか。その合間に貸してもらった本一冊コピーしたり、家に帰って買い物したり、銀行に在学証明届けてカードもらったり、健康診断の予約に行ったり、メディアテークに返し忘れてるDVDなかったか訊きにいったり(突然心配になったの)、本屋の帰りに医学生インターンのストとかフリーハグ運動とか(かなり前にYouTubeでみたけど、まだありなの?それともこの街が遅れてるってことか?)に巻き込まれたり、めっちゃ忙しいというのでもないがそれなりに色々あったのだ。
 それで、調べ物が途中だったのは放り出して、最後の元気はクスクス初挑戦に充てた。食べたことはあるが調理は初めて。小麦でできた黄色いつぶつぶで、お湯を加えて蒸すのだ。フランス人はよくサラダにしている。本当は子羊、肌理の粗いソーセージ、野菜などを煮込んだスパイシーなシチューのようなものと食べたりするみたいだが、今日はズッキーニとベーコンをフレッシュトマトとニンニクでパスタソース風にさっと煮たものを添えてみた。食感が楽しくて、調理は簡単、パンよりも満足感があっておまけに安いので、研究の価値ありそう。わくわく。
 そう、実は「主食ご飯」をこの二ヶ月ちょっと裏切っているのだ。まだそれほど食べたくならないのが理由の第一。調達が面倒なのが第二。第三には、安く簡単に手に入る食材で試してみたいものが沢山あるから。第三はおいおい紹介するとして、調達が大変なのは本当。こちらでスーパーなどにあるお米は大抵、細長くて粘りのないタイ米式で、「とってもヘルシー」「デザートに最適」という怪しげなコピーが付いていたりする。リゾットにしたら美味しかったけど(デザートは今度やってみよう)ジャポニカは一般的でないのね。後見役をして下さってるロータリアンのご主人は「イランで稲作をしてるのを知ってるかい?凄くいいお米だよ。ちゃんと長くて、美味しい。」と仰ってた。そういう所にいます…。