一、おしぼりをきつく巻く:きゅっと引き締まったおしぼりは心意気。業者に頼んですでに巻かれているものの場合は巻きなおさなければならない。バイトがあてにならなかったら(生意気にも巻きなおす行為の実益を問うたりする奴の場合など)自分で巻く!この種の細かいしきたりは初歩の作法や小物の扱いから不文律のこだわりに至るまで星の数ほどあります。
一、臆面もなく華やかで上質なものが好き:特に着物は必見。ちょっと地味に見えても、そばによったら、思わず手をのばして触りたくなる光沢のある紬だったりする。
一、でもB級グルメに弱い:ラーメン、一銭洋食などの粉ものなどの小さいお店の常連。しかも深夜に食べたくなるのよ。いいのよ、あとでプールに行くから。一緒に来る?
一、肉大好き:しかも霜降りの上等なやつね。
一、高島屋都ホテル(京都ホテルオークラも)なんかが好き:会議で出かけていたら「ちょっと都ホテルで会合があって」、買い物してたら、「わたしちょっとお昼から高島屋でお買い物してたの」などということ。
一、京大生好き:一応、優秀な学生さんということになるので、つい嬉しくなってしまうらしい。何の脈絡なくよくお客さんに紹介してもらえる。
一、お心遣い:といってもお小遣いではなく、お土産物。気まぐれに、みかんとか、近所のお餅やで買った三笠(どらやき)、高島屋の地下で購入した太巻き、ごくまれに高島屋の地上階で買ったハンカチ、缶ビール、コーヒー粉末などを持たせてくれるときがあり。例外なくうれしい!!
一、相槌を打つのがとっても上手:必ずしもいい聞き役というわけではない。むしろ、いつの間にかおもに自分が喋っているのに、相手を不愉快な気分にさせない(どころか微妙に相手の自尊心をくすぐってしまう)鍛え抜かれた媚態は研究の価値あり。
一、よってバイトに求めるのも、相槌のうまさ:さっきと論理的に矛盾していることを指示されたくらいで噛みついたりするのは大人げない。何を言われても笑顔でうなずき、素直に従いながら、最終的に仕事を矛盾なく誰にとってもハッピーエンドになるようにこなすのがあなたの役目です。
なーんて、ちょっと誇張して書いてみました。これから京都の料亭とかで修行なりバイトなりをしようと考える方の参考になればこれ幸い。