今やってる作業があんまりに肩も凝るし目も疲れる大量の単純作業なのを、思わず後輩に愚痴って、これはいけないと早めに帰って立て直そうと思ったのに、奨学金の返還手続きの話とかが出てきてますます気分がふさぐ。ふと思いついて、野菜スープに、チェコで買った怪しげなキノコスープの素を入れたら結構いけたのが本日の救い。ポルチーニなんかの類の香りがもうもうとして、シチュー風なのにご飯に合う。百円くらいで買えるものだから、怪しいキノコといってもそこまでのものではないけど。
 写真は学校と川のあいだにあるカフェにて。ちょっと粗いけど携帯で撮った。マフィンがかりっとしてて幸せで、古い家を改造した古色の具合がちょうど居心地良くって通ってしまいそう。とはいっても、なかなか「カフェ通い」のような贅沢をする色んな面の余裕が結局もてないのが勿体ないことだ。

 水曜日の講読で、途中参加でヴィクトール・ストイキッタのスペイン幻視画についての英語論文を読んでいる。最後になって、神に祈りを捧げるために自発的に行う身振りと、高揚して神に触れ合った魂の働きが思わず体の動きとして現れてしまう時の身振りの違いと曖昧さについて。引用でアウグスティヌスが、「祈っている最中は思わず身体が動いちゃうけど、そうした身体の動きによって魂はますます神に近付いていくように感じられるから不思議だ」、みたいなことを書いているので、あーなんか凄いな〜と、さすが若い頃放蕩の限りを尽くしたらしい人の言うことは説得力があるような気がすると思ったのだった。頭でっかちの菜食主義者ならもっと違った考え方するだろう。ちなみに、私の風邪は、十中八九この水曜の授業が今週から二週続きで休講になると知って気が抜けたのが原因で発症したと思う。