昨日、兵庫県立美術館で開催中の『男鹿和雄展』へ。三時前くらいについて、なんと120分待ちであった。実際にはそこまで待たなかったものの、トトロ恐るべし、休日に訪れる際はご注意くださいな。
 この展覧会は、ジブリで『となりのトトロ』『もののけ姫』などなどの背景を描いてた男鹿和雄の作品を、水彩による原画を中心に500点余り紹介している。中盤に入る前に暗いスペースを通るのだが、そこにはのぞき穴が設置されており、メイちゃんが最初にトトロの穴に落っこちるところのトトロの住処が模型?というのかジオラマ?というのか、再現されている。覗くと、見るからにフワフワしたトトロが、ちゃんとお腹をふくらませたり引っ込ませたりしながら寝息を立てているのがすぐ隣に見える。これはすごいー!!ポスターもいい(兵庫県立美術館-「芸術の館」-【阪神・淡路大震災15周年記念事業】ジブリの絵職人男鹿和雄展 トトロの森を描いた人)けど、中の水彩画は透明感のある緑や光の煌めきなんか、本当に巧い。破たんなくまとまっているうえに、技術は安定していて、まさに、職人、という感じがとても恰好よかった。これがあるから動いたときにあんなに凄いのね、というか、あの画面の下には実は一つ一つこんな完成した世界への窓があったのね、というか。
 折角神戸まで出たのなら、その後は南京町がお薦め、ということでこの度は豚まん食べ比べ。その昔ゴマ団子食べ比べをやった時の敗北感はなんだったんだろう。今回はどれも当たりだった。続きのオプションは、少し奮発してJRに乗って、念願の肉たべ@鶴橋で、夜は更けました。