今年も無事に梅雨入りしたようで、亜熱帯暮らしも八年目というのに相変わらず蒸し器の中にいるのには慣れない私は、やたら汗をかいては悪寒がして深夜を回る前から鼻がぐずぐずしたり*1、起きれなくなったり眠れなくなったり、グレープフルーツばかり食べたくなったりと、まるで風邪の初期症状をだらだらとやり過ごしている。
 加えて、京都が嫌いになり始めたころに照準を絞って刺客を送ってくるのがもうひとつの敵である。だが最近ファミリーがこちらに送ってくるのはほんのおちびさんばかりなのはどうしたことだろう。私の方は事を荒立てたくないので、ちびなら生き残れたら生き残れなさいといってやさしく排水溝に流してあげる。そもそもホウ酸団子を設置してからというものの、「あの動き」が出来るようになったコオロギ大の奴が姿を見せることはなくなったので一安心していたのだが、今になってちびがでて来るというのがまた不審だ。ひょっとしたら私の策略は、ファミリーのグランパあたりに疾うにばれていたのかもしれない。彼らはそれとわかってひっそり毒を喰らいながらわが身を犠牲にして子孫を残し、今日流したちびのレオの世代は実はホウ酸団子の免疫完備だったのかもしれない…!

*1:普段のアミチャンのオハナはカント先生のお散歩の様に正確だという専らの噂なのに!