パリ在住の方がどれくらいみずやそらを見てくださっているかは分からないのですが、今週土曜11:00よりパリ近郊ヴァンセンヌの森にあるグラン・パゴダという仏教教会にて東北地方太平洋沖地震の追悼祈念法要が行われるという情報を得たのでのせておきます。「当日は参列者の方々にご焼香をいただき、共に、被災地で亡くなられた方々の冥福と、被災者の無事をお祈りしたく存じます。」とのこと。SOTO ZEN BUDDHISM EUROPE OFFICE
 13日日曜夕方には、シテ島のノートル・ダム寺院のミサに行ってきました。パリ司教のアンドレ・ヴァントロワ枢機卿地震の被災者に向けてミサをあげるというので、日本の大使なども参席し、3000人ほどが集まっていたそう。パリ司教のお話を聴くのはクリスマス以来二度目。聖堂全体に響かせて、ゆっくり、分かりやすく、日本大使殿、わたしたちフランスのカトリックが、ここにいる人があなたたちのために祈っていますと伝えてください、と。
 こういうときに神様と人間の橋渡しをする仕事は大変だと思うのだけど、クリスマスの「救世主がなんでも出来るスーパースターじゃなくって人の助けがなければ何もできない新生児として送られたことの意味をよく考えてみましょう」というお話と言い、神様のもとで、人間たちが助け合おうと教えるのが教会なのだなと改めて思う。人間が建てて13世紀初めに今と似た形で完成して以来、繰り返し修復と再建を繰り返してきた大聖堂は、いくつも大聖堂を見てきた中であらためてみると、圧倒的に大人数を収容できる広さに驚かされ、そこからの祈りというのは、大きな力じゃないかと思う。
 あと、ご存じの方が多いと思いますが、日本語ではこれが分かりやすいと思ったので、募金の情報のリンクを。(募金情報まとめ - 平成23年東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)
 ブログは、ツィッターフェイスブックと違って、情報が選択の余地なく人の目に飛び込んでしまうものではないので、日常的なことも「不謹慎」と「自粛」せずにたくさん書くつもりです。研究や文化的な活動は、平和で余裕のある時の余興としてやっているのではなく、それを通じて私が世界に働きかけ関わっていくものだと思っています。まだ上手く出来ないし、覚悟も足りてないことを実感しているけれど。気に障ることがあれば、見ないことも出来るし、コメントで指摘して頂ければ歓迎します。私が今できることはあまり自信はないながら考えて情報を集めてやってます。何かあったら教えていただけるとそれも嬉しいです。