今日は、少し楽しみにしていた学会3日目。美術批評という括りで、19世紀のフランスの美術動向や、ドラクロワの宗教画についての発表が聴ける、はずだった。ところが、昨日の深夜、少し眠ったところで突然の悪寒と高熱に襲われた。クローゼットから毛布を引っ張り出してしのぐも、7時に目覚ましが鳴った時には起き上がれない。何でここで機能不全になるか私の身体ぁーっ。情けない。頑張ったら誤魔化して行けるかな、とも思ってみる。でも考えてみると、ショートしたのに心当たりがないでもなく、今無理しても近い未来ゆっくり休む時間はないので、もう、縁がなかったのだと諦めた。9時半、少しましになる。今更ながら大阪大学の半端な遠さを思い、再びうつらうつら。
 多分、ここ何日か映画の編集作業が締め切り前で、時間もなく気持ちも張り詰めていて、あまりちゃんと睡眠が取れていなかったところに、昨日の学会の後の飲み会で普通に飲んだうえ、一度にいろんな人に会ってハイになった、その末路の知恵熱だと結論する。
 昨日は学会のシンポジウムを夕方まで聴いた後、先輩に誘っていただいて、他大学の人たちの集まる飲み会に参加していた。思想とか写真とかの人が多く、私は少し門外漢だったけれど普段話す機会のない人々と楽しい雰囲気で飲んで、色々な話を聞いて、よい刺激を受けることが出来たと思う。東京から来た人たちはやはりなんとなく洗練された感じがするのは気のせいだろうか。・・いや、でも「とうきょうもん」は、グローバリゼーションと聞いてもグローバルウォーミングらしい、気のせいなのかもしれない。(というのはシンポジウムの時に質問をされていた東京の建築家の方の発言である。)とにかく、とても楽しかった。それぞれ皆さん、修士で研究発表したりと研究もしっかりやりつつ他にも活躍しているのをお聞きして、自分も頑張らなきゃな、とあらためて思う。
 結局、知恵熱、午後にはすっかり引いた。