冷たく冴えた北の春の陽に別れを告げ、昨日の深夜に帰京いたしました。今回は帰りの飛行機が横六列と小さなもので、飛んでいる感覚がリアルでわくわくします。久しぶりに鳥取の方まで大回りするコースは、ほとんど日本海上を通るので、夕闇に浮かぶ明かりさえ僅かで、ちょうど心細くなった頃に再び地上に降り立ってぐちゃっとまとまった街の灯を電車の窓越しに眺めると懐かしさもひとしおです。唯一つ残念だったことといえば、ANA機関紙『翼の王国』の紙面が、なんか雑然とふつうっぽくってしまい、前のような意味不明だけどなんとなく格好いい、「地に足のついてなさ」が減ってしまったことであります。