化け物みたいな夕焼けだった。引きずり込まれそう。見ましたか?

 『ゲドを読む』に触発されて『ゲド戦記』シリーズ翻訳を読み返している。さいはての島へ―ゲド戦記 3帰還―ゲド戦記最後の書 (ゲド戦記 (最後の書))
 ちいさな頃には考えなかったことも色々考えたり、ちょっと理解できたり共感したり、だからこそ語りすぎでうるさく感じるところもある。物語のお蔭でここよりもっと面白いたくさんの世界で生きることが出来るのは素敵なことだ。戻ってくるとこちらの世界もほんの少し面白くなっている。
「ほしぶどうを食べると足が強くなるのよ。」と、魔法使いのもとへ急ぐテナーが疲れきったテルーの腰にレーズンの入った袋をつけてやるところを読んで、ちょっと一口のために干しぶどうを買ってしまった。