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闇とは別口だがかなり闇っぽい会で、『耳をすませば』を鑑賞した。みんな大好きなのに公言できないのは、直視できないけれどやっぱり観てしまうのは、誰もがきっと抱いたことのある願望を充足してくれるハーレクイン的なサービスと、肌で知っている中学生の日常を絶妙な調合でみせてくれるから。改めてがっつり観ると(目を逸らしてはいけない、というのがルール)、季節の移り変わりや街の情景がとても丁寧で、そんなのも胸キュンの秘訣であろう。感情に入り込ませる前にまず五感を使わせよ、ってやつだ。
- 作者: アントニオタブッキ,Antonio Tabucchi,和田忠彦
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 1997/08
- メディア: 単行本
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