耳をすませば [VHS]闇とは別口だがかなり闇っぽい会で、『耳をすませば』を鑑賞した。みんな大好きなのに公言できないのは、直視できないけれどやっぱり観てしまうのは、誰もがきっと抱いたことのある願望を充足してくれるハーレクイン的なサービスと、肌で知っている中学生の日常を絶妙な調合でみせてくれるから。改めてがっつり観ると(目を逸らしてはいけない、というのがルール)、季節の移り変わりや街の情景がとても丁寧で、そんなのも胸キュンの秘訣であろう。感情に入り込ませる前にまず五感を使わせよ、ってやつだ。

フェルナンド・ペソア最後の三日間

フェルナンド・ペソア最後の三日間

後輩に借りてた本も読み終える。最後の方が半端なくうつくしい。引用したいけど時間がないので失礼するが、ページをひらく間だけ閑かで平らかな森を歩いているようだった。