20時から22時のヨガにいって、その間に給水させておいたお米を帰ってから鍋で炊いて夜ご飯。まるで健康的な東洋美人な生活ではないか(美はいらないって?)。まあ昼間学食だったしついさっきチョコクッキー4枚食べちゃったんだけど。太陽に挨拶する方法とかを教わる。ちょっとスピリチュアルなモノに弱いので、すっかり身体の中の空気が入れ替わったような良い気分になる。
 最近和食も作ります。というのは、先週の肉食続きに参ってふと昆布と鰹節で出汁とって薄いお醤油風味で蕪を煮たら、そりゃ感動ものだったので。この香りは地方都市では得がたい。なんとか園のインスタント味噌汁は手軽だけど私のふるさとを愛する心に訴えかけるほどではなかった(同じ即席ならインスタントラーメンの方が好き)。基本この土地の人が毎日食べているものを食べるのが、一番安く新鮮で品質がよく美味しいものにありつく秘訣だと信じていて、たまに日本食の置いてある店で怪しげなものが日本の3倍四倍の値段で売られているのに全く食指が動かず、旅先で日本食が恋しいなどというのは余所から吹き込まれたプロパガンダで皆そう思い込まされているだけなんじゃないかとまで思ったものだが、この沸騰した昆布だしにカツオを入れた瞬間の香りと、長いお米の芳しさとは全く違う日本のお米のおこげの匂いの前では、安易なナショナリズムに魂を売ってしまうかも。