朝、ラジオをかけてたら、Japon(日本)Papier de toilette(便所紙)という言葉が飛び込んできたので少し耳を澄ましてみる。石油価格高騰に先立って便所先進国*1の日本ではトイレットペーパーを使わなくてもいい超快適なトイレがすでに普及して久しいが、その名もウォシュレットがパリの街角(どこどこ?聞き取れず、無念。)に現れたそうだ。「それでは日本のサンパな便所をあなたもパリでお試しあれ♪」

 今週末は、復活祭の連休になっている。ところが昨日あたりから、春が来るよ〜というよりディーエスイーレ!*2って感じで雪やら雨やらその中間やらの嵐。ただ、考えてみると奴が復活するのは日曜で、今のところまだお亡くなりなのだった。
 この休日はフランスでは「パック」Pâquesといって、家中に隠された卵を子供が探し出したり、子羊の形のケーキを食べたり、卵形のチョコレートを贈りあったりするそうだ。われらがブレーズパスカルパスカルというのは、元はこの時期にユダヤ教の過ぎ越しのお祭りのために生贄に捧げられた子羊のこと。この辺入り乱れているので深入りは避けますが、一説には一年で一番チョコが消費される時期だそうだ。クリスマスを見てしまった後では、あれより更にというのは俄かには信じがたく呆然と言うか嬉しい悲鳴と申しますか…まあ、見てみましょ!

*1:大学のトイレに便座がないのとウォシュレットがついているのの違いは大きい。恐ろしいのは、そのフランス人をしてミシュランの緑ガイドで「これはもう、冒険というかあなたの運次第です」と書かしめるモロッコの公衆トイレである。

*2:ラテン語で「怒りの日」高校の合唱祭で歌ったことのあるひとはモーツァルトのメロディーを付けてみましょう