「いくらページをめくっても、登美彦氏登美彦氏登美彦氏登美彦氏登美彦氏・・・出てくるのは登美彦氏ばかりである。そんなふうに出しゃばってきて、何をするのかと思えば竹を刈る。『そうか竹を刈るのかそれでどうする?』と思って油断していると、本当に竹しか刈らない。ここで『おいおいマジかよ竹を刈るだけか』と思う人間は甘いのである。ついには竹を刈りさえしなくなる。埋め合わせに蘊蓄を語りだしてもあとが続かない。感動実話かと思えば感動しない、しかも実話ですらない。山もなければ谷もない。驚愕の展開も、荒唐無稽な風呂敷畳みも、アッと驚くオチもない。大団円は捏造だ。せめて実益があるかと思えばそれもない。いったいおまえは何者だ!!」

 森見登美彦さんの新刊が間もなくでるそうな。ただでさえ気になるのに、これだけ言われると余計に気になる。しかもサイン会などが催されるらしい。(2008-08-18)演習前一週間を切ってから、午後の3時の熱波の中、烏丸まで自転車を漕いだら煮干まっしぐら、あまり現実的ではなさそうだけど興味あります。というか一度写真でないお顔を拝見したい。そうすればこの先Collectionなどで万が一お見かけしたときには、涼しい顔でそうよね、ここは居心地いいよねーなんて思いつつミーハーにならずに場を共有できるというものだ。