さっきYoutubeに上がったばかりの国別対抗フィギュアの、浅田真央ちゃんの仮面舞踏会を観てた。音楽が流れていくのに従って会場の熱気と高揚と期待とが演技と一緒になって緊張が紡がれていって、それが最後まで解けない。後半のステップなんて、なにか乗りうつっているようにさえ見えた。たまーにだけど、本当にこんなことってあるんだよなー。ハチャトリアンの音楽に思い入れがあるのも加わって、涙目で見てしまった。
 学校が始まって事実上一週間。実は始まる前からすでにうんざりしてるのを、そう思わないように、言葉に出さないように、なだめすかしていたのに、もうなんだか。爆発的なエネルギーと全能感に満たされて世界が新しく生まれ変わったような気分までは求めていないけれど、この停滞感は耐えがたい。
 わかっているのは、ちょっとづつでも前へ進むためにはアタマにもカラダにも負荷をかけてやらなきゃいけないということ。でも、それは基本的に自分で決めて課して背負い続けなければならなくって、それが私にはとても大変に思える。
 毎日少しずつ、上手い文章とか説得力のある作品とか、面白い考え方とか知らなかったこととか馴染みの場所の違った味わいとか、そんなものに力を得てささやか成長していたい。そのための「手段」として、やっぱり必要なのは、私を本気にさせられる「目的」かしら?そんなに大変な思いをして、必ずしも前へ進み続けなくてはいけないわけではないということも、一応わかってるつもりではあるんだけど、それならそうと、もっとちゃんと幸せな状態にふやけていたいよう。