こう言っては何だが、人間というものはすべからく他人にとってはTOXICな存在なのではなかろうか。
TOXICな上司。TOXICな恋人。TOXICな教師。TOXICな配偶者。TOXICな友人。たとえ親と訣別してもTOXICな人は出現する。それは人間という存在が基本的に毒だからであり、毒と無縁の人生が送りたければ、もう他人とは一切関わらずに生きるしかない。が、そうなると今度は自分の内なる毒と正面からどっぷり向かい合わねばならず、発狂したり死にたくなったりして人間はよほど大変なことになるので、他者の毒で傷ついて「あんたのせい」と恨みながら生きているほうがより明るい状態だったと気付くのである。

THE BRADY BLOG:親子デトックスより。

そろそろあなたも悪魔らしくなってきたと思いますがね。
絶望して度を失った悪魔ほどみっともないものは世間にありませんよ。

これはファウスト一部。
 なんというか、結局自分の毒が一番いかんともしがたいのは承知の上だが、もっと悪いことには、わかっていてまき散らしたくせに時たま心底懺悔したくなったりすることである。