なーんかわたし、必要以上にいっぱいいっぱいになってる。確かに、いっぱいいっぱいなんだけど、120%頑張らなきゃいけないんだけど。視野が狭くなりすぎて、自分も一部しか使えていない。
 神楽丘公園の落ち葉をざくざくと踏みしめながら、澄んだ高い空の隅々から黄金色の実りの香りの甘い空気を吸いこむように、喉じゃなくおなかの底を突きぬけて踵まで染め上げるように呼吸していたらいい。白壁の研究室のなかでも。目と指先と頭の一部で仕事をしようとしては駄目。私ごときのような気の抜けた人間が水も漏らさぬ文章を書こうと字面にらめっこして神経質になったって結果は知れてる。行先間違えた棘が周りに刺さって後で怪我するのが落ちだ。そうならないためには飛躍が必要。よほどいろいろよくみえてなきゃいけない。気持ちをゆったりもって、自分が問題の中に入り込みつつオリオン座のあたりから冷静に眺めつつ、みたいなイメージで。
 ごちゃごちゃ考えてるうちに成長ホルモン時間が過ぎてしまったわ。