天使 (文春文庫)
 ばたばたしている時は却って小説をよく読む。夏に導入した無印良品の厚ぼったい座布団のお蔭で就眠儀式の本読みはとても具合がよろしい。佐藤亜紀は読んでるとくらくらしてきて頭が冴えて眠れないことも多々あるのだけど。それにしても、何回も読んでるのにその度によい景色に出会ったり文章の巧さにため息をついたりできるって、なんて贅沢なのでしょう。
鷺と雪 『鷺と雪』は昨日やっと手に入れて、締め切り直前の景気づけに読んでしまった。ちょっと勿体ないことしちゃったな。
 吉田山の「もあん」にて、気分転換のランチをしたのは、確か先週。京都の妹とお姉さんたちと。


 徒歩五分の異界。なんて、キャッチコピーがどこかにありそうだ。実際夕暮れ時の吉田山というのを独りで歩いたことがあるけれど、神隠しなんて普通にあっていいような暗くなり方だった。