ということで。(500)日のサマー [DVD]
(500)日のサマー、今頃だけど、DVDだけど、見たー!!これ、まだ見てない人は今更でもDVDでも見たらいいと思う、ほんとに!ズーイー・デシャネル可愛すぎるし、相手役の情けない文系男子も何とも言えなくよく出来てるし、周りもいい味だしてるし、なんといっても音楽が抜群だし、かなり笑えるし幸せな気持ちになれるし、なのに複雑だし、ちょっと背筋が寒くなるところもあり、よく考えるとよく考えさせられるとこもあるし。
 さて、色々あり一時的に一人暮らしになって、一時期は気が抜けて腑抜けて起きられなくなりかけたけど、それも落ち着いて、まあまあ許容できる範囲に生活を制御できている。色々な人の不在やら存在やらに刺激を受け、いい具合に焦ってきた。未熟なままごまかさずにきっちり一つ一つ味わって、根本的なところでハッピーな研究をしようと思ってる。近い未来を具体的に思い描きだそうとしている。つまり倫理的で健全な筋を通しつつ、効率や経済より一回り大きな価値観でがっちり現実に根ざしながら、寄り道してパワーアップしてファンタスティックでメルヴェイユーな感じがぽんぽん膨らんで弾けたキラキラが周り中に降り注いでいるようなイメージを、具体的で達成可能でかつ夢があるのに胡散臭くない像として結ぶための飛躍の糸口を探している。
 昨日国立古文書館archives nationalesの前を偶然通りかかったら、「フランス歴史館maison de l'histoire de la franceに反対!」の運動をやってた。何となく思ったのは、ヴェルサイユに確か「フランス歴史美術館」てのがあったはずなんだけど、歴史を扱ったフランス美術ってんじゃなくて「歴史」なのに「フランス」に区切っちゃうのって近世〜近代の一時的な感覚に閉じ込められたちっちゃい印象がする。

子どもたちに語るヨーロッパ史 (ちくま学芸文庫)

子どもたちに語るヨーロッパ史 (ちくま学芸文庫)

こういう、すでに、EUによるヨーロッパの統一の夢を、中世以来のヨーロッパの流動的なあり方と自然に結びつける試みもあるのに(それだって、各国史にとらわれない研究の成果なのだろうし)。ただ、こういうところが問題になってるっていうわけではなく色々と現実問題があるっぽい。私ちゃんとまだ読んでないけどいくつかリンクを。Le retour de la Maison de l'histoire de France | Le Club de Mediapart
Polémique autour de la Maison de l'histoire de France
http://www.elysee.fr/president/les-dossiers/culture/rentree-2010/creation-de-la-maison-de-l-histoire-de-france.9819.html