今週になって、久しぶりにすっきり晴れたと思ったら、出会う人ことごとく機嫌がいい。地下鉄がちゃんとしてるパリでは京都と比べ物にならないくらい雨の日は楽だと思うけど、みなさん気分に正直でよいこと。私も昨日今日と同居人が不在なのをいいことに大物の布類を洗濯しては部屋中に広げて干していい気分。最近深夜になってパソコン開いてしまうのとお菓子食べてしまうので色々荒れ気味なので、これを機会にちょっと生活を改めようと思います。
 今日夜ご飯はクスクス。骨付き肉なしでスープキューブを使う簡易版。ニンニク、大きめに切ったカブ、ニンジン、ジャガイモ、ズッキーニ、ネギ、キノコ、パプリカと厚切りのベーコンを灰汁をとりながら煮込み、フレッシュトマト少しとローリエ、缶詰のひよこ豆を加える。熱湯とスープで戻したクスクスに上記野菜スープをかけて、オリーヴオイルと胡椒をかけて食べる。こうして食べるズッキーニは独特の食感と甘みで信じがたいほど美味しい。近く骨付き肉ヴァージョンも作ろうっと。
 授業二つ。M1向けの方法論のクラスでは、来学期から、国立図書館に収蔵されている、もとある個人が収集した19世紀美術批評のコレクション(と簡単に言い過ぎたか間違って理解しているかも)のデータベース化を行うそう。手稿とか昔のタイポグラフィーを正確に読み取って分類し、必要な推測を加えて注釈をつける訓練、かつ最新の情報技術を研究に生かす試み、だそうだ。もっとも学生にとっては、とくに自分の論文テーマと離れている場合、要はオリジナルとはいえ読みにくい資料を読んでタイプするという大方単純作業なわけで、こういう七面倒くさいことを授業という名目でやられるのは不満もあるみたい。