威勢の良い宣言にも関わらず、しっかり風邪をひいた模様なので、今日はグループワーク休ませてもらい、午前中は家でビーズとかをいじってぐだぐだ過ごし、クリスマス風の電気のオーナメントとかピアスとか作り、昼にリンゴをバルサミコと生姜で煮たのとかを食べて、午後から永いこと昼寝。夕方雪が降ってるので嬉しくて、パンテオンのある丘を登ってわざわざソルボンヌの図書館に本一冊だけ借りに行く。真冬日続きで、風邪まで引いても、ついでにあと5-6度下がっても私は冬が好き☆というか12月ってなんで毎年こうも幸せな気分になれるのでしょうね!といっても何一つ勝算じみたものはないんだけど、家で本読んでいるだけで幸せ。
 昨日の夜、グランパレで開催中の『FRANCE 1500』という展覧会を見てきた。15世紀末から16世紀初頭の「フランス」の美術、絵画・彫刻・タピスリー・ステンドグラス・金銀細工・写本・家具調度・建築図面・七宝細工など、すべて。展覧会としてのまとまりはともかく、地方やルーヴルやなんかから大層な名品が集められていて、概ね地方ごとに展示されている。個々のイメージは華麗で、まるっとした額に切れ長の眼、繊細な衣襞の彫刻や、植物や動物をつぶさに再現しようとしたタピスリー、性別不審な美少年みたいな天使なんかは目に大変に快いが、とっつきやすいとはいえない時代なので、フランスの地方のどこがどこか分かるようにするとか、1500年前後の周辺地域の歴史をなんとなく頭に入れておくとかするとより楽しめるかも。前回いたトゥールとかオーヴェルニュとかでは皆この時代のもの大好きだったんで私もなんとなく愛着が出来てしまったみたい。彩豊かなイメージは特設サイトよりどうぞ。→http://rmn.fr/france1500/accueil