午前は授業、午後は、なんというか研究関連の書籍を大量購入するという夢のようなミッションを賜り、しかも、現品を現金と引き換えで購入しなければならないという現実とは思えない条件つきのため、いくつか本屋を下見。信用出来る美術書の実物が揃うというと新刊については結局ルーヴルの本屋になるのだけど、今日は左岸を散歩していくつか素敵な本屋を見つけた。
 サンジェルマンの駅の近くのLa HuneとL'Ecumes des pages。二つとも深夜まで開いているというのがパリには珍しく素晴らしい(歩いて行ける距離に深夜まで開いている本屋、というのは私の考える「よい棲み家」の条件の一つ)。La Huneは少しモダンというかお洒落過ぎてホワイトキューヴな冷たい感じがするので私は温かみのあるペイントされた木棚の並ぶ後者の方が気に入った。ちょこっとおいてある文具も厳選されている。ボナパルト通りを少し川の方に上るとでかいカタログがガンガン平積み積ん読状態の古本屋、反対にサンシュルピスの近くに下ると、84番にPicard、文閲の「須田文庫」みたいな渋いセレクションが奥にひっそり。ガラスの床の中二階があるのでずぼんで行くこと。その二軒隣の新刊書店はキリスト教系が充実しているのかな?クリスマスプレゼントを選ぶ人々とアドヴァイスする店員でとても賑わっていい感じ。
 Gibert Jeune/JosephとかEyrollesとか大きくて専門書も揃う本屋が充実しているのでついついそちらにいってしまうけど、小さい専門の書店の常連さんになるなんていうのも憧れるなー。
 そして、夜は、昨日に引き続き気分が沈みがちなのを慰めるため、韓国食材店でキムチとコチュジャン、豆腐に薄切り豚肉を買い込み、同居人をほぼ無理やり巻き込んでキムチチゲパーティーをやった!!やっぱ辛いのは元気出るわ!