あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします!
 深夜晩餐会で皆さま持ち寄りの美味しいものを食べすぎるという(ついでに飲みすぎもしたが、飲みすぎの影が薄くなるくらい食べすぎました)、ちょっと情けなくもあり非常に私らしい感じの年明け、パリ郊外の谷底で霧の中に初日の出の気配を感じ、元旦は静まり返った街の中で引きこもって夕方まで絶食しつつ、今後の仕事のことなど考えながらぼんやりと過ごした。
 31日の昼間と今日の夕方とかけて凄い頑張ってグループワークの古い活字と手書き文書の書き起こし担当箇所をほぼ終えた。分量が意外に多くて、左手が痛い。でもほぼフランス語のキーボードにしてブラインドタッチができるようになったかも。この仕事は面倒だけど、ほかに国立図書館の版画写真室の司書さんたちと顔見知りになれるとかいう便利な副産物も。あと、年越しをまたいで何か続きものの仕事をするというのは、個人的にちょっといいなと思う。今日庵で、井戸汲んだ水を新年を迎えるにあたり全部使い切ってしまうのでなく、ちょっとだけ残しておいて新しい年の水と混ぜたりするらしいんだけど、そういう、完全に新しくするだけでなく、良い部分は続けて、つないでいきましょうという感じで。