一月二日。トロカデロのシャイヨー宮より夕暮れ前の空に臨む。

 日が沈んで、相変わらず空を見ながら、ホイップクリームを炸裂させつつ一年の方針を定めた。結局なにも突飛ではないんだけど。何一つはっきりしないし分からんからこそ、未来を語るにはしっかり現実的な重さがある言葉、肯定的な表現がふさわしい。何かを諦めたり我慢したりするのではなく、自分たちに必要なものを見極めて厳選するために。
 そんなわけで三日の午後から(午後というのはお愛嬌)仕事初めとしていろんなところに潜ってる。とにかく、イメージのストックを増やすこと、知識の地盤を固めること、その作業を、説得力のある分析を加えて人に伝えることを常に念頭に置いて行うこと。