なんか毎日書きたいことたくさんあるんだけど、なかなかゆっくり書いてる時間もないのが口惜しいところだ。インプットは様々な形で異なる経路から来るのに、アウトプットはさしあたって言葉を使うしかない。だったらせめて言葉の表現くらい十全に楽しめるようでありたいと、いわば音域を広げたり音色のヴァリエーションを増したりするにはどうしたら、といったことを考えながら、研究関連の考え事とかもまあさすがに別の場所にだけど書いてる日々。
 何かを共有するためには、限りなく明晰でなければいけない。細やかな気配りで大胆な裏切りを最大限に演出するのだ。一見過不足なく見えても、ざらざらした手触りや雑音のリズムが快感を与えるのでなければいけない。扉を大きく開いて、びっくりさせないように相手に近づき、強制にならないように手を取って、無理に引っ張らず、でもしっかりした足取りで、私の観ている風景、感じている驚きまで導くには。
 というわけで、今日はジャクマールアンドレ美術館に行って大層感銘をうけ、土曜夜にはオルセーで初期無声スペクタクル映画のピアノ生演奏付き上映で腹筋が痛くなるくらい笑い転げるとともに技術革新と人間の知覚のありかたの変化に思いをはせたのですが、しかもクリスマスに観たオペラについてもずっと書きたいと思ってるんだけど、さっきお腹すきすぎて隣のピザ屋のピザを猛烈な勢いで食べたらもう眠くて意識が半分ないのでお休みなさい。
 あと妹よ、私はまだ28歳ではないです。