例の失礼な、それゆえ尚更愛すべき妹より「この頃ブログの更新がまじめだね!やっパリパリはねたが豊富なのかな?」というメールをもらったんだけど、どうしよう、私折角パリにいるのに相変わらずトイレとランジェリーの話をしている。
 相変わらず街中に引きこもりで、一進一退なのであまり華やかな場所にも行ってないから、しょうがない。行き帰りとか「目を開けてるだけで楽しい」パリの街並み散歩といたしましょう。

 これは、学校の入ってるギャラリーコルベールのお隣、パサージュ・ヴィヴィアン。パリで一番きれいなパサージュ(建物の中の通りというか、ガラス屋根付きの通りというか。寺町通りとか帯広の広小路とか、アーケードというのでしたっけ?あれの少し小さなもの)の一つと言われています。入口付近のとても感じの良い本屋。
 このあたりはパリの地図で左やや上、オペラ座の東南の一帯で、証券取引所や銀行が並ぶオフィス街。間違って九時前とか13時前後に外に出ると素敵なネクタイをしてたりびしっとした格好をした、普段あまり目にかからない働く人々に飲み込まれます。


 この辺りの建物はとりわけ角の意匠が凝っていて、窓も大きく取ってります。中はどうなってるんだろう?

 我々変な人の動向を見はっています。

 これは図書館の隣だったっけ、屋根のつなぎ目と、屋根裏の窓のところのデザインがとても素敵(すみません美術史家とは思えない言葉使いで…勉強します)。
 では、あちらこちらと言ってしまったので、折角だから右下に飛びます。


 本当に地区によって変わるから面白い。13区、中華街の夜。陳兄弟というのは、豆腐やフォー、豆板醤、その他いろいろのアジア食材が安く買える異世界的スーパーで、私も度々豆腐を買いに利用します。

 図書館に入ろうとすると見える景色ですが、たぶん、この向こうにある高層ビル群の向こうだと思う。13区の国立図書館の時点で、かなり見通しが開けてきています。
 またまた飛んで…。


 ご存じポンピドゥーセンター。広場のあるのとは反対の東側にて、あまりに空がきれいだったので。東側一帯、塔のあるお洒落な城館が並び、やや温かみのあるクリーム色の壁に囲まれた狭い道にゆかしげなランプが燈るマレ地区を抜けてポンピドゥーにたどり着くと、なるほど度肝を抜かれます。
 今度は左岸お洒落通りとか我々の棲み家であるカルチェラタンとかお届けします。以下はおまけのフランス人色々。