天気がいいので自転車デビュー♪ぴゅーー!桜は八重が満開で、道路の花吹雪を蹴散らして進む。パリ、それも私の生息するリュクサンブールから植物園の界隈は桜が多く、ちょっとした広場にも桜が植わっていたことに気づく。しかも枝垂だったり八重だったりなので、旭川よりピンク度が高いくらい。


 これは、図書館から自転車スポットに向かう途中のハイカラなオフィス街の桜。その名もフェルナン・ブローデル通り。20世紀の偉大な歴史家の先生で、私もかつて『歴史入門』で胸を熱くしたものです(その後『地中海』挑戦しようと思ったまま途中まででお待ちいただいております)。

 フランスの街にはいたるところに政治家とか文筆家の名前がついていて、私たちにとっては、豆知識を増やすいい機会である。そういえばフランス人にとっては全然当たり前で特に気にするほどでもないんだろうか。クレルモンにいた時私の住所がムニエ(小麦屋さん)通りだったのをパリジャンに笑われたことがあるけれど…。例えば私が高校生でゾラのレポート書かなきゃいけないときに、バス停「エミール・ゾラ」で待ち合わせして遊びにいったりしたら相当どよんとした気分にならないかしら?(ゾラだからかしら?)