花待ち

花をのみ待つらん人に山里の雪間の草の春をみせばや 北海道では三月末に雪間の草しかなかったし、それが春だった。京都の春はあまりに緩慢すぎる。たゆたう時の滑らかさにだまされて、ついなにかを待ってしまう。花咲いてるのに花を待ち、人といても人を待つ。
 ビデオ撮れるやつとかちっちゃくて有能なPCとかワンピースとかジーンズとかエナメルのお嬢さん靴とか化粧品とかDVDぷれーやーとかほしい、あと帽子とか、なんか色々欲しくなってくるわー、もう半年くらいしかここにいないって分かってると余計に。