バスク地方のチーズをご馳走になった。羊の乳を使ったセミハードで、しっかりしてるのにどこか乳臭く、もちっとした歯応えが美味しい。その時に、バスク語はどこにも似た言語の存在しない言葉だという話を聞いた。ぐるっと印欧言語に囲まれたピレネー山脈の大西洋側にぽかっと存在するこの地方の人々を誘惑するために悪魔は七年も勉強したけど「はい」と「いいえ」しか覚えられなかったんだって。お気の毒さま!誘惑されるならともかくするのは二言じゃあね。帰ってきて調べたみたら現在系統不明、氷河期の先住民族の言語説などあるそうな。