一次大戦終結の日、France inter ではサルコ爺が演説しとった。あと近いうちに大学の改革反対ストが起きるらしい。先生が授業しないのかと思ったら生徒がサボるんだって。よくわかんないなー、授業料払ってるのはこっちじゃん。学生が授業に来ないと爺は困るのだろうか。(尤も私は奨学生ですから、これもフランス文化と大人しく見物に回りますがね。念のため。でもちょっと楽しそう…)
 Ni D'eve Ni D'adam今日は何もないので、家事を片付けつつAmelie NothombのNi d'Adam ni d'Eveを読んでる。ベルギー人の著者が日本である大学生のフラ語個人教授兼フィアンセだった時のお話。最近はゴンクール賞とったアリゾナ何とかいうスコットとゼルダフィッツジェラルドのお話と、ダニエル・ペナックのChagrin d'ecoleというのが大体書店の一番目立つとこにあるのだが、アメリーノトンブもエンタメではいい場所にある。そのうち邦訳もされるでしょう。日本がいかに理不尽な世界かをヨーロッパ人女性視点で書くだけなら珍しくも新しくも面白くもないが、この人自身がなんだかちょっと変で、冴えた毒舌が微妙にポジティブで、あら、そっちに転んじゃう?でも面白そうね、みたいな、私は関西風味といってしまいそうになる味がある。
 ま、とにかく、単純にフランス語で本が楽しく読めるのが嬉しくて仕方ないんですよ。残りのページの厚さが、乗り越えるべき障害としてではなく、これから過ごせる楽しい時間として見える幸せ。知らないうちにふり仮名なしの本が読めるようになってるのを知った時を思い出すわ。