http://www.clermont-filmfest.com/00_templates/page.php?m=170
 二月一日から、一週間、クレルモンフェランでは短編映画祭が開催されている。
 市内12箇所くらいの会場で短編をひたすら上演するとともに、展覧会、講演会、研究会、プロ同士・プロと映画の学生・プロデューサーの情報交換の場やワークショップなどが行われる。作品は、国際・国内・地域・実験的なものなんかに分かれてエントリーされていて、同時にコンクールが行われている。
 短いので、六本くらいをまとめて一つのセアンス(回)で上映、一回が大体二時間。それが通常3ユーロえ、私は30ユーロで15回券(+表彰式入場)を買ってしまったので、結構まともに観られることになる。普通に掛け算で90本!うわあ、目が肥えるかな。
 今日は夕方、展覧会の開会式に出向いて(招待状が届いたんだけど何でだろう?)タダのワインにパテの乗っかったカナッペなどをつまんでから国際コンペの出品作のセアンスを二つ観てきた。毎日せっせと観るので面白くて紹介出来そうなのがあったらまた書くけれど、気づいた点としては、一つの回野中でどの作品をどういう順番で上映するかというのは決定的に印象を左右しているに違いないということ。まあプログラムの構成としては結構上手くいっているように思われる。ただ、客は物凄く、残酷なくらい正直だ。私はもともとお世辞で拍手しないけれど、お世辞で拍手しない人ばかり大ホールに集まるとどうなるか、である。落とし方がまずかったり、必要以上に長かったりすると、拍手が一瞬でやむ。