ブラック・スワン(上) 不確実性とリスクの本質 [ ナシーム・ニコラス・タレブ ]
 経済とかの方のミリオンセラーの翻訳であるらしい。この著者の対談が、去年秋ごろのクーリエ・ジャポンに訳されてて面白そうなおじさんだと思ったので。想定外のものごとは、想定外であるがゆえに人間が無視しようとするものだけど、想定外であるがゆえに規則も予想も全部をひっくり返してしまう力をもつ、という。なんとも。今はこれを『百年の孤独』と並走中。
[rakuten:book:13105982:image]式日 [DVD]
 七夕の上映会で。
 『接吻』のほうは、久しぶりに見ごたえがある映画だった。
 もう一つは、正直よく最後まで観たものと思う。
 恋愛特集!にしては双方ちっとも普通じゃない愛であったが、にもかかわらず、あなたは私と同類、とか、あなたを理解できるのはわたしだけ、とか、私を助けられるのはあなただけ、とかいうありふれた言葉の垂れ流しにかなり食傷しダメージを受ける。とはいえこの種のロジックは自分もしばしば乱発してしまうのである。そんな風に決めつけちゃった瞬間、楽しいものも楽しくなくなっちゃうのにねえ!あーあ反省。しかし面白がり続けるには一種強靭さが不可欠。