昨日は中之島国立国際美術館にて『ルーヴル展〜美の宮殿の子どもたち〜』。素直にかわいい子どもたちが二百点余、絵画・彫刻・工芸・素描・人形や生活雑貨的なものまで、幅広いので適当に気分転換しながら見られてよかった。
 今日は勉強しなければならないのだけど、なんとなく暑くていやんなって造形の図書館で『ロシアより愛をこめて』を観て痺れてました。オドレイ・トトゥがミューズになってるシャネルの5番のちょっと前にみたPRが、オリエント急行の逆向きを使っていて、それはそれは豪奢にして官能的でくらっときたのだが(強いて言うなら相手役がいまひとつ)、あの種の小物や衣装へのこだわりと道具立ての派手さは何ものかだと思う。背景だけで退屈させない。イメージの豊かさでもってお話の背後にまるで世界のようなものを立ち上がらせる道具立ての役割について考えながら(もちろん豪勢ならよい場合もあり、他の場合なら違った道具立てなり密度なりになる)未知のイスタンブールコンスタンティノープルと呼びたい)と、一度振られた感のあるヴェネツィアに行きたくてうずうずしてる。