2009-01-01から1年間の記事一覧

みたらし祭り。蝋燭に火を灯し、ひざ下くらいの冷たい水の中をそぞろ歩く。何年か前に観たのとおなじ幻想的な光景。人が少なめで祭りの規模も小さく、何より近く、同じ水に入ると何となく見知らぬ人にまで一体感が生まれて、いいお祭りだ。 その後女子焼肉の…

下鴨神社のみたらし祭りに行こうと思っていたのに突然の暴力的なデウスエクスクリマティカ(適当ですとも!)登場により断念!まったく、何を洗い流そうっていうんだか。折よく実家から届いた桃を左京郵便局で回収ついでに、もうここまで濡れそぼったら同じ…

美術史学会の西支部例会。お姉さまの発表を拝聴し、四条烏丸で慰労会をして、わけのわからぬ酔い方をしてしまったので(普段と違う雰囲気に緊張したのだろう、ビール三杯程度がこんなに残るはずがないもの)帰って朦朧としながらとりあえず酔いを覚まそうと…

昨日は中之島の国立国際美術館にて『ルーヴル展〜美の宮殿の子どもたち〜』。素直にかわいい子どもたちが二百点余、絵画・彫刻・工芸・素描・人形や生活雑貨的なものまで、幅広いので適当に気分転換しながら見られてよかった。 今日は勉強しなければならない…

経済とかの方のミリオンセラーの翻訳であるらしい。この著者の対談が、去年秋ごろのクーリエ・ジャポンに訳されてて面白そうなおじさんだと思ったので。想定外のものごとは、想定外であるがゆえに人間が無視しようとするものだけど、想定外であるがゆえに規…

自分には珍しい、積極的な選択というものをして戸惑っている。 いつもなら、新しい道が見えたら上手くいくかとりあえずやってみよう、といって、何となくある程度受け入れられて、そのまま軌道に乗るまでは楽しくて続けてしまう。結果、留学といい京都まで来…

発表は、今回はファウスト連作。 反省点はさておき、ここでは文学専門じゃないのをいいことに、言いたい放題の感想を書いてしまう。おまけに発表じゃないから論理を求めてはいけませんよ。 ゲーテの『ファウスト』はあまりに有名だけど、これは有名どころで…

発表は昨日終わり、今日は昼過ぎまでぐだぐだしてから、一日好きなことしかしない!!って決意して起きる。 コーヒーメーカーを発動しているうちにシャワーを浴び、フランスのくるみペーストと北海道のブラックベリージャムを塗ったトーストを食べ、ベッドリ…

はあ、六月は薄闇の中をうごうごしているうちに終わってしまった。こんないろいろさまざま考えてたことが後になって何かの役に立ったりするんだろうか。なんだか、果てしなくそんなことない気がする。 三時半に鳥が鳴きはじめ、四時半には明るくなり始める。…

こう言っては何だが、人間というものはすべからく他人にとってはTOXICな存在なのではなかろうか。 TOXICな上司。TOXICな恋人。TOXICな教師。TOXICな配偶者。TOXICな友人。たとえ親と訣別してもTOXICな人は出現する。それは人間という存在が基本的に毒だから…

どつぼにはまってるね、と母に指摘され、やっぱりそうよね、未来のことを考えるときは明るく考えなくては(カウンセリング受けてみて唯一役に立った教えだ)。そう思うものの、雲中五彩の絡まり合った複雑極まりない事態のこんがらがり様ときたら、自分で招…

今日はほんとの妹の誕生日なのでした。プレゼント遅れててごめんね。 昨日京阪で京橋から出町柳に向かう途中、小山と工場の点在するちょうど一番家の少ない辺りで、にわか雨の中を通り抜けた。薄い雲のような霧に沈む平野。ちょうど聴いていたMIKAの終りの方…

京都の「妹」の誕生日。期せずして、韓国のお姉さん達のお家の冷麺に呼んで頂き、三条のリプトンでこれでもかと苺ののったケーキを買って参上。恵まれた間取りに加えて素敵にアレンジされたお部屋で(うーん、やっぱり結婚って素敵だ)、本場の冷麺とどこま…

「人生の岐路」みたいなんが、うっかりしているうちにやってきてしまった。なんというか、いろいろと決められずに選択肢の広い方を取ってきたものを、とうとう積極的に選択をしなければならない地点まで来てしまったという感慨。後輩がうんうん、とうなずい…

おなじみ暇ではないのにひまつぶしんぶん。 実家に帰っている間に我が家のトイレの壁に蜂さんが巣を作りはりました。 木曜朝のこと、トイレに入って、ふとわがもの顔に寛いでいる蜂に気づいたら彼女の斜め上の隅っこに直径三センチほどの巣が。すなわち、屋…

パンツの面目ふんどしの沽券 (ちくま文庫)作者: 米原万里出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/04/09メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 25回この商品を含むブログ (35件) を見る 計画経済下のソ連のパンツ生産(というより非生産、というべきですか、かく…

『1Q84』昨日一巻、今日で二巻目を読了してしまった。二巻は、家族で滝川にドライブして芝桜をみて帰ってきて、宮脇書店で買おうとしたら売り切れていて、夕方富貴堂で最後の一冊になっていたのを買うことが出来た。売り切れそうになるしか仕入れないの…

図書館に行こうとしたら月末でしまっていたので、時間つぶしに本屋さんで本を買って、タリーズでコーヒー飲む。 村上春樹の新刊を、つい買ってしまった。村上春樹の新刊なら私が買わずともたくさんの人々が買うだろうし、私が読まずとも誰か読みそうなのだけ…

北海道三日目。オレンジ色のエゾツツジと新緑がキラキラして綺麗。やっと素晴らしく開放的な気分で、午前も午後も昼寝してひたすらのんびり過ごしてます。ピアノで遊んでメイに遊んでもらって。最近の自分の書いてたものは余裕のなさが目立って痛いので、こ…

すぐに撃沈したいくらい眠たいのにぐずぐずしている。 姉弟子でもある先生が、きちんとやってればひとつのことなら叶うよ、私は、石に齧りついてでもこれで生きていくと思ってたから、とおっしゃってたのを反芻していた。それが気になって、本意もコンテクス…

最近帰ると(いや帰る前から)ほとんど半分夢に入り込んでしまうくらいえらい疲れてる。学会関係の事務作業などで、周り中ばたばたしていて落ち着かず、で、いつもよりかなり多い頻度でもって、決して敵にしてはならず、かといって容易に完全な味方に出来な…

『ナルニア』でどの巻が一番好きだったか、と訊かれたら、『朝びらき丸東の海へ』か『馬と少年』で迷うことになる。「朝びらき丸」は、「のうなしあんよ」の独走だが*1、「馬と少年」の、オスマントルコを下敷きにしたらしいカロールメンの風俗習慣の面白お…

なんだかばたばたしている間に一週間たってしまった。妹が夜行で帰ってしまい、べったり一緒だったわけではないけどほのかに淋しくって、昨日の夜は恋人と電話越しにしみじみお茶しました。ヨモギの柏餅で。

ゴールデンウィークらしいことといえば、妹が東京から帰ってきている。どうも京都で大学に行ってた子は実家よりまずは京都に帰省したくなるものらしい。別の東京の友達も実家に行くついでに京都を通過していった。 久しぶりに四条で買い物デートしたり、部屋…

四月の終らないうちに読んだものなど。 『ジョジョの奇妙な冒険』を三部まで。中学校二年生の時にこれを知らなくて男子に馬鹿にされて挑んだところ、当時この種の絵に耐性がなかって敢え無くリタイヤしていたマンガ。改めて借りて読んでみると、今まで読まず…

さっきYoutubeに上がったばかりの国別対抗フィギュアの、浅田真央ちゃんの仮面舞踏会を観てた。音楽が流れていくのに従って会場の熱気と高揚と期待とが演技と一緒になって緊張が紡がれていって、それが最後まで解けない。後半のステップなんて、なにか乗りう…

ハピネスはピンクのシャンパンの泡のようなものだって君は言ってた、て、我儘なお嬢とその母に振り回されてちょっとうんざりしている男の歌をキリンジが歌ってたけど、ハピネス色のピンクのシャンパンの泡のような儚くてちょっとだらしない、川を縁取る花を…

新館三階のエレベータホール付近に、近頃ロクシタンのフラードスリジエ(桜)のオードトワレによく似た香りが漂っていることがあり、変態的なことを白状するとそのためにわざわざ三階のトイレに行ったり三階でエレベーターを止めてみたりしてしまう。発生主…

昨日嘘つくの忘れてた!! ダニエル・クレイグ版007前作『カジノ・ロワイヤル』をDVDで。 このひとの女の子をみる時の、なんだか可愛くて仕方がないという感じのくしゃっとした笑顔はとてもいい。さらに、もう打ち負かしたも同然の敵を見据える冴え冴えとし…

修了式。女学生気取りの紺袴(しかも木綿♪)に母親のピンクの着物、お下げ。学位証書の台は同じ紺色だった。 修論の戦友たちと東一条のティオペペでランチ。イチゴのソルべにミントのゼリーをかけたデザートが浮かれ気分だ。もう桜も咲き始めている。春って…