2007-01-01から1年間の記事一覧

結局、諸聖人祭のお休みは大人しくしている。祝日の今日は、オーベルニュの端っこの、ロータリーのカウンセラーのご主人の息子さんご家族のヴァカンス用のお家(ちょっと複雑ね)にお呼ばれに行ってきました。この地方の田舎は火山岩の黒っぽい石造りにテラ…

我が妹が有能であるのは自明だが(生まれた時から二歳年上の姉を聞き役にしてきたのだ)、3週間見ておくべしといわれるSAL便が十日経たずに到着するに至ってはほぼ神がかっているといっていいだろう。内容がまたすばらしいのだがその充実振りを度外視しても…

金曜はお家でささやかなカレーパーティーをやってみた。牛肉の骨付きの塊をそぎ落として、たまねぎが焦げ付いたところでお供の赤ワインを少し垂らしてしまうと、こくまろカレーが驚愕の美味しさに。単に久しぶりだからかもしれないけど。 ちなみに水曜はロー…

呼び方親しげな割りに生で聴くのは初めてだったな。 ジャズ週間、折角なので奮発して木曜はコンサートを聴きに行った。前半はチック・コリアのソロ、後半はアリ・ジャクソンとフレンチコネクション。二部構成といっても八時始まりでそれぞれしっかり二時間近…

語学力不足な上にこの地方のさるお屋敷の徹底調査など考えているわけでもない私は美術史の院生としてはやっぱり浮いてて、みっちりフラ語やってそれ以外は完全フリーの語学学校のクラスの子達とも若干違って、かといってエラスムスの結束および程よいヴァカ…

クレルモン市主催の学生祭典週間、控え目ながらほっつき歩いてみた。例えば火曜は映画館が全部2.5ユーロという日本ではあまり考えられない事態だったので(何個かあるうちの一つは一週間2.5ユーロだったので昨日も行ってきた)観て来ました『4mois3semaine…

バスク地方のチーズをご馳走になった。羊の乳を使ったセミハードで、しっかりしてるのにどこか乳臭く、もちっとした歯応えが美味しい。その時に、バスク語はどこにも似た言語の存在しない言葉だという話を聞いた。ぐるっと印欧言語に囲まれたピレネー山脈の…

どうしても気になることがあってね。 En faitの乱用である。英語のin factで、スペインとかドイツの留学生がよく使うなと思ってたら、フランスの学生がそれどころじゃないのだ。これが、私一度気づいてしまうと気になって仕方ないのよ。本の借り方とか教えて…

クレルモンに来て初めての何も予定のない日曜日、日差しが素晴らしいので、朝早くからカメラを持って買い物ついでに散歩に出てみた。 窓を全開にして英語の発表の準備しつつ、アボカド入りのクロックムッシュを開発して(悪くないわ!)、ラジオを切って、コ…

やっぱり海もいいな。11月始めのお盆休みはスイスに行こうかとか妄想していたのだけど。私立の美術館で財力の集め集めたコレクションを拝見しようかと。ついでにプチ発表の準備も出来る。スイス、海ないよな。 海ならどこだろう。ボルドーとか、綺麗な建物が…

どれほど遠いのか知らんけど

いますぐ海をみたいのだ(懲りない奴でしょう?)

研究計画を先生に話したとき、「一年で終わらなかったらどうするの?」と早速痛い突っ込みを受け、「終わらせます」とハッタリをかました直後の週末なのに気のせいじゃなきゃ遊んで過ごしてしまったわ。 新居祝いをする子がいるというんで、何も思いつかなく…

いまだかつてなく青い青

↑ラグビーのニュージーランド対フランス戦解説にあった表現。昨日の夜は街の中心の広場にキラキラする塔やら巨大な液晶やらが設置され、老いも若きも食料と缶ビール持参で集い、クラクションの応酬、お祭り騒ぎであった。

いやーなんつうか、異様に疲れた。 8:15という非人間的な時間からオプションのフランス語コースが始まって、すっかり気分は五月病に備えている時期にもう一度新学期のテンションが必要だった上、17時から専門の講義で二時間集中してノート採ろうと頑張ってた…

ロータリー財団奨学生のためのイベントで週末はパリにいた。地方で二週間過ごしてみてから改めてパリにくると有難みが違うわ。夕暮れ時のバトームーシュでベタな観光コースを辿ったり路上観察めいたラリーでパッサージュを歩いたり、パリが前より好きになっ…

雲の影もない澄んだ空が群青に変わっていくのを見ながら坂を登っていたら、突如として月!明るすぎ大きすぎ「隈なき」過ぎて現実離れしてるのを笑いそうになって、でも周りの空の碧がかった透明なあおいろの美しいこと。azur(紺碧)の青、ラピスラズリ色が好…

嗚呼、なんと言うことでしょう! 2007-09-20 ↑森見登美彦さんの新作である。今日気づいた。してなんと魅力的な人物紹介。ここまでタダで見ちゃっていいのかしら。 こんなの読んだら京都が恋しくて死にそうになるに違いない。ユーラシアの果てで雨の日にも髪…

先週訪れたヴィシーのオペラ座の内装より。めっちゃスノッブで保守的な保養地の、なかでもハイソな社交の場は、こだわりのアールヌーヴォー様式で装飾されております。先週土日はヨーロッパ共通の文化財の日だとかで、私のような庶民もボックス席に座ってみ…

写真は本場ウィーンのホテル・ザッハーのザッハトルテ。まるで場違いながら、氷雨の降る中、他の大勢の場違いな観光客に混ざってしかと味わってまいりました。隣に大量のホイップクリームがついていて、これはお砂糖抜きなのだが、その事実にしばらく気づか…

寮の無線LANに登録して接続しているんだけど、このネットめ、かなりお粗末で、何回ログインしてもはてなに入れなかったり、写真やイメージが表示できなかったりWebメールにアクセスできなかったり。別に立て続けに動画観ようとかいうんじゃないんだから、勘…

今回の旅のお供。ミスチルは甘ったるくて好かんと思ってたけど、こちらに持ってきたのは正解。箒星な気分が不思議にしっくりきた。i-Podの充電手段を忘れて、本当に駄目になったときのために精一杯けちけちしながら聴いていた。 この写真はニュルンベルクの…

ただいま

とりあえずパリまで帰ってきました。 パリ−ケルン−コペンハーゲン−ベルリン−ドレスデン−ウィーン−ミュンヘン−アムステルダム−パリ。 おちついたらほうこくします!

一週間ぶりの晴れ!先生も生徒も市民も機嫌がよい。いいことだ。 どうでもいいことだけど、私のホームステイ先のお家はトゥール・ノール(北部)の、EUROPE(ヨーロッパ)という地域にある。クレルモンにUNION SVIETIQUE(ソヴィエト連邦)通りがある話は何…

日本は猛暑らしいがこちらは毎日二十度前後で朝は晴れているのに夕方には雨が降る。雨の日にテンションを維持するのは重労働だ。 昨日週末のラ・ロシェル小旅行について書いたのに、接続の調子が悪くて、アップするのに二度にわたって失敗したので、書くのを…

これは、先週シャンボール城を訪れた折に通りかかったブロワ城。何世紀にも渡って増築改築を重ねたために(14世紀から18世紀までとかだった)多様な様式が絡み合い、手に負えないほど複雑だと先生はいう。学院には建築史の先生がおり、学校の遠足の時にお城…

昨日は聖母被昇天のお祭りで学校がお休みだった。雨も降っていたのでこれは已む無し、映画。 半ば仕方なくだったし、そんな人々で映画館は溢れていたのだけどこれが、良かった。『キャラメル』というの、トゥールでは昨日封切り。監督はNadine Rabakiといっ…

サラダ・ニソワーズ トゥーレーヌ学院には世界中から生徒たちが集まってきている。沢山いるもんだからやっぱり最初に聞くのは国籍であり、お国柄みたいなのを読み取ろうとしてしまうものである。私の放り込まれたクラスは、大半をヨーロッパ人が占めている。…

湿っぽい日には温厚なトゥールのバスの中もパリの地下鉄の様相を帯びる(みなさん、口角を少し下げて眉の辺りの筋肉を中央に集中させてみてください)。でもって私もその影響をもろに受けてるかもしれない。 お日様のないときには、怒りとフルーツから推進力…

トゥールから車で約一時間、Chinonの街で土曜に「Marche Mediavale中世の市」というお祭りがあり、ステイ先のファミリーに連れて行って頂いた。フランソワ・ラブレーがこの近くで生まれたそうで、ロワール河沿いに大きなブロンズ彫刻が座っている他、いたる…

お久しぶりです。 語学学校に自分のパソコンを持ち込めるようになったので、これからちょくちょくアップできる予定。 これから四週間はトゥールにいる。パリからTGVで一時間、ロワール河をはさんで長く伸びた街である。パリほど緊張することはなく、綺麗で、…